見出し画像

【続・認知症ミツコ】ミツコ画伯

要介護2の母。
有料老人ホームへ入所(8ヶ月経過)。

先日の脳神経外科受診から薬を増やした母。
今は増やさなくてもいいのでは?
と思っていたのですが、、
病院へ向かう直前に施設の看護師さんから、
夜中のウロウロもあるし、薬のことも聞いてね?
と、姉ちゃんが言われたらしく。
薬を増やすことにしました。
入居している他の方から、クレームがあるのかもしれません。
今は、飲み始めたばかりで薬の効果は分かっていません。

そんな中、施設の担当の方が見せてくれた塗り絵。

素人では表現できない画力

色の濃淡はもちろん、キツネの毛並みに緑色を差し込み、細かく表現されている。しかも、この塗り絵の原画であるキツネの目は、元々一本の線なのに、ちゃんと瞳を描いているという。

拡大して見ないと分からなかったけど、ちゃんと自分で描いているんですよ‼️驚きです。
力強いタッチも素晴らしい。

そして、少し怪しいですがサインは「mituko」。

びっくりしました。
絵の力は衰えていませんでした。
認知症になっても、脳内で絵を描く部分に影響は出てないということですよね。
よく認知症になると、「赤ちゃんに戻る」という話を聞くことがありますが、そんなことは絶対ない。
赤ちゃんにこの塗り絵は描けない。
間違いなく、ミツコさんの人生の積み重ねによるものです。
判断する力
理解する力
短時間に記憶する力
そういうものは影響を受けても、違う部分は正常なのだ‼️
日常生活が出来ないからといって、全て出来ない訳ではないのですね。

今まで培ってきたことは、ちゃんと出来ている。
もしかして、伸ばすこともできるかも。

そんな可能性も見えるような一枚でした。


<これまでの経緯>

これまでの経緯は、kindle本でも読むことができます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRYVHTCN

2022年6月5日
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所しました。

母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 85歳(2022年現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ~14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問 
2021年12月 要介護2の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所

いいなと思ったら応援しよう!