「ミュージック」+「連想」=「ミューレンソウ」というゲームについて切羽詰まった状態で紹介する。
初のnote投稿がこんな切羽詰まってる状態なのもいかがなもんかと思うのだが、2019年11月23日-24日に開催されるアナログゲームの祭典「ゲームマーケット2019秋」に私は『ミューレンソウ』というゲームを引っさげて出展する。にもかかわらず、11月に入ってしまったというのにいまだまともな告知ができていなかったのであった。誰がどう考えても一日24時間しかないのが悪い。
【アナログゲームとは????という人用の雑な説明】
そもそもゲームとは人類が古来より楽しんできた文化的な行為であり、当然ゲーム=アナログゲームを指していたわけだが、ファミコンやらプレステやらiPhoneやらの登場によってデジタルゲームのことを「ゲーム」と呼ぶのが一般的になった今日、レトロニムとして「アナログゲーム or ボードゲーム」という呼び方をされるに至った。要は非電源で遊ぶ卓上のゲームである。卓上じゃないのもあるけど。人狼とか聞いたことありませんか?ああいうのだよ!!……で、「ゲームマーケット」とはそんなアナログゲームを作る個人/同人サークル/企業が一堂に介する日本最大のアナログゲームイベントであり、ゲーム作家達がしのぎを削る仁義なき血なまぐさいデス祭典である(後半ウソ)。ちなみに購入予算を決めていかないと諭吉がひょんひょんとダイブ・トゥ・ブルーしていくので注意な!!
(雑な説明ここまで)
さて、私は株式会社カラメルカラムという会社の代表兼イラストレーターであり、ボードゲームはカラメルカラム名義で過去に6作ほど発表している。『THE 残業』というゲームはだいぶ出荷個数も増えてきたので、聞いたことがあるかもしれない。今までは共同代表の大野氏がゲームデザイン(ルールとかメカニクスのことを指す)を担当、私シラカワがキャラクターデザインやらアートワークやらを担当して分業制で作品を生み出してきたのだが、今回の最新作はゲームデザインからアートワークまで基本私一人で担当、さらには告知やらなんやらも全部やらなければならぬ状態になっており、てんてこ舞いのダンシング・オールナイトなのだ。
よし。前フリ終了。
ということで最新作『ミューレンソウ』というゲームについて紹介させていただきますよ。
そもそも『ミューレンソウ』という聞き慣れない単語はなんぞよ?という話。
これは「ミュージック」+「連想」による造語であります。今さくっとググってみたら私のツイートしか出てこなかったので私が造語の発明者であろう。たぶんな。
『ミューレンソウ』は簡単に言うと、音楽から聴覚的な情報を抜き取った結果残る情報、つまり「ジャケットアート」や「アーティスト名」や「曲名」や「曲の長さ」といった情報から人はどんな音楽を連想するのか、という感覚を用いたゲームです。箱を空けると「非実在楽曲カード」というカードが83枚収められています。それぞれのカードには前述の通り、「ジャケットアート」「アーティスト名」「曲名」「曲の長さ」という情報が記されています。こんな感じ。
さぁ、これを読んでいる貴殿はどういう音楽を想像しましたか?ロック?ヒップホップ?ソウル?それともアイドル歌謡か!?実はこれ、その人がどんな音楽体験を積んできたかによってだいぶ変わるのです。例えば、世の中には有名楽曲をもじったアーティスト名(バンド名)を名乗る人もいますが、元ネタを知ってる人と知らない人では想像する音楽がまったく違ってくる。面白いもんです。プレイヤー達がカードを見て想像を膨らませたら今度は「選曲者」のターンです。選曲者は自分が普段使っている音楽プレイヤーから、場に出ているカードを感じさせる曲を選んで5秒だけスピーカーで流します。そして他のプレイヤーは「せーの!」の掛け声で流れてきた曲に一番印象が近いカードを指差すのです。この時、全員が同じカードを指差してしまったらカードを獲得することができず、意見が割れたら指差されたカードすべてを獲得できます。そして10枚のカードを最初に獲得したプレイヤーが勝利となるわけでございます。だいたいわかりましたかね?簡単に言うと他のプレイヤーの音楽体験を少しずつ把握していって、絶妙な選曲で意見を割らせるのがコツなのです。
ちなみにこのゲーム、音楽好きほどドツボにハマるということがテストプレイによる俺調べで判明しております。音楽プレイヤーに入っているジャンルが多岐にわたるほど、ドツボにハマるのです。これを読んでいる音楽好きの方には是非遊んでいただきたい。そしてドツボにハマっていただきたい。
ゲームのルールブックをまるっとPDFでアップしてありますので、もっと詳しくゲームのルールを知りたい方は是非ご覧ください。ルールブックはこちら。
■『ミューレンソウ』ゲーム情報
・プレイ人数:3〜6人
・プレイ時間:約30分
・対象年齢:13歳以上
・ゲームマーケット2019秋(11月23日-24日)【F01-02】スペースにて発売。
※カラメルカラムは両日出展します。
・イベント会場特別価格:2,000円(税込)
※イベント後、Amazon等で順次販売を開始します。その際は2,591円(税込)になる予定です。
その他、私のTwitterアカウント及びカラメルカラムの公式アカウントから随時情報を告知します。 #ミューレンソウ
(余裕があれば)次回は「非実在楽曲」のジャケットデザインについて書きます。
まだnoteの仕様がよくわかってないですがとりあえずフォローしておいていただけると嬉しいです。