Football Manager Advent Calendar 2022/12/21 リベロの使い方
ニコ・コバチと長谷部が復刻してしばらく前に話題になったリベロ。とはいえリベロを使う戦術は現状マイナーで使い方が分かりにくい役割かもしれない。
当初のリベロの役割としては、3枚のディフェンダーで一人余らせながら、2トップを抑えつつ、攻めの起点になることだった。現代サッカーでは2トップもそこまで多くない。むしろ余らされすぎて他のエリアで数的不利を起こすリスクがある。
のだが、少なくともゲーム内では1トップ相手でも普通に機能する。アンカー(ハーフバック)+4バックが機能するので、限りなくそれに近いリベロ入り3バックもまた似たように機能する。
4バックの陣形にアンカーを起用する理由は
カウンターに対応するために常に後ろに残っておく
ディフェンスからのビルドアップに参加し、中盤への橋渡しになる
デイフェンスラインに吸収されることで、上がったサイドバックの後ろのスペースを埋める
であり、サポートタスクのリベロ入り3バックでもやはりほぼ同じ効果が期待できる。(攻撃タスクのリベロは知らない)似たような効果が期待できる配置に対して、適性のある選手を用意しづらいという厄介な欠点があるのでそこまで無理して使わなくてもいいのだが、ASSEではキーマンとして活躍しているのでポテンシャルそのものは高い。
使い方
基本的にリベロは最終ラインから少し前に持ち上がってボールをさばく動きをするので、試合の1/3(体感)くらいはDHのような位置にいる。
そのため、リベロを起用したフォーメーションにDHは置かないほうがいい。プレイエリアが被り、攻撃開始時にボールを前に進めるというリベロの強みを殺すことになる。
また、GKがディフェンスを省略してボールを出すようにするとリベロである必要性が薄れる。DFからパスを組み立てろ も指示しておきたい。
ある程度ドリブルやパスセンスを期待するポジションであるため、生粋のCBをリベロ役に任命するより、高さ、スピードがある程度あるDHからコンバートした方がいい結果が出やすい。ベッケンバウアー、長谷部など、現実でも前からのコンバートの例がある。
現在の若手でコンバート適正があるのはトナーリ、ライスあたりが該当するか。生成選手が主体になる世代だとこの傾向はさらに顕著になる。
上手く機能させればレジスタのように後ろから試合を作れる選手になるだろう。