【英国大学院出願記 Vol.10(最終回) 】私がLSEに進学を決めた理由と裏話
今回の写真はオーストリアのウィーンである。
どこの国がいちばん良かった?と言われると必ず答えるほど教会の装飾の豪華さが好みである。パイプオルガンのコンサートも毎日無料で実施したりと色々楽しめるのでオススメである
私がLSEに進学を決めた理由
過去の記事にて、私の志望校選定条件について言及したが、今回はなぜLSEが第一志望になり、進学決定したかについて詳しく書きたいと思う。大きく分けて大学/コースの中身についてと街について分けて書き記す。
過去の記事はこちら↓
大学/コースについて
私が進学する「MSc International Migration and Public Policy」は文字通り移民について学ぶコースなのだが親元の機関(学部的なもの)がEuropean Instituteである。したがってEUや英国にフォーカスした移民政策を学ぶコースとなっている。これが自分の学部の卒論とも完全にマッチしたため第一志望になった。
※このコースを名前だけ検索して蓋を開けたらミスマッチというケースも生まれそうなので、親元の学部とモジュールの内容もそれぞれしっかり見るべきだと思う
また、LSEは日本人も多く在籍しており、その方のSNSの投稿を見ていると授業のみならず外部セミナーやネットワーキング、キャリアサポートについても他校よりも圧倒的に充実しているように感じており、まだ自分の研究がキャリアにつながるとはおもってない自分からすると、もしかすると何かしらのヒントが得られるのではないかと期待しているのという面もある(実際自分は論文が書ければ満足なのでつながらなくても文句はない)
街(生活について)
ロンドンに居住できるということの最大のメリットは「潰しがきく」ということである。この「潰しがきく」という意味には二つあり、一点目は人間関係を学外でも構築しやすいということがある。YMS(ワーホリ)や駐在などで来る日本人も圧倒的に多いため、日本人に会いやすく悩みなどをシェアしやすいのではないかと感じている。また新たな人間関係も築きやすく多くの人と出会いたい自分にとっては最適に感じている。二点目としては、学外にも学びの場を設けやすいということがある。外部のセミナーや他大学で開催される講演会についてもロンドンという地に集結するケースが多いため、多くの情報に触れることができるだろうと思っている。
また、二泊三日だが一度訪れたことがある地というのも安心要素である。(滞在中にロンドン市内で無差別殺傷事件が起きていた記憶があり治安は結構心配だが…)現在、都内勤務ということもあり、田舎よりも都会の方が過ごしやすい(病みにくい)のではないかと思っている。個人的に暇なときに何度もでも大英博物館に行けるのはとても楽しみである。
正直なところ、キャンパスがビル型で、都心にギュッと集約されておりもっと広大なキャンパスでの学生生活にあこがれた面はあったが、これだけは妥協したポイントである。(キャンパスの芝生でおしゃべりとかしたかった、いやできなくはないかな。。)
【裏話】実はLSEに出願する予定ではなかった
実はもともとは、2校のみ出願する予定でLSEには下記の理由で出願する予定ではなかった。(あと正直自分レベルじゃ受かんないだろとビビってた)
Entry requirementsを読み違えて満たしていないと勘違い
自分のコースのRequrementsは
"Upper second class honours (2:1) degree or equivalent in social science, or in another field with relevant work experience."
であったのだが、私は最初に調べたときに"Social Science"を"Social Studies"と勘違いしたため、リストから外していた。
IELTSの点数が揃った際にもう一度HPを見たら、「これは出願できるのでは?」となり、出願することになった次第である。
※あとはネットにあるオファーレートを見たら66%とか(たしか競争率が低いコーストップ10にあった)だったので「あれ、これは意外と受かるんじゃね?」と思ったのもある。 いわゆる「腐ってもLSE」的なコースではあるので他の日本から行くLSEの方が優秀すぎて仲良くしてもらえるかが心配である....
IELTSの壁
LSEの自分のコースのRequirementsはOverall 7.0 (全セクション6.5以上)だった。Overall7.0かつ全て6.5をそろえるのは難しい(特にスピーキング)と思っており、Conditional offerを貰ってから追い詰められながらは勉強出来る気がしなかったのでOverall6.5かつ全セクション6.0以上取れたら終わりにするつもりだった。
しかしながら、二度目の受験で奇跡的にLSEのRequirementsを揃えることができ、それならチャレンジしてみるか!となり出願した次第である。
IELTSの詳細は下記記事で言及している。
おわりに
この記事については、個人的な見解が多いためあまり多くの人に対して役立つものではないように感じているが、もしも志望校やオファーを貰った中でどこに進学するかを悩んでいる場合については自分のやりたい事や居住する上で嫌なこと、コース以外の生活で充実させたいことをリストアップした上で比較すると落ち着いて考えられると思う。エージェントが主催の留学フェアなどで担当者と話すのも手だと思う。
また、志望校を調べる際はしっかりRequirementsなどの募集要項は読むことをオススメする。
また、英国大学院は可能な限り上のランクにもチャレンジをして損はないと思う。(LSEなどは出願料がかかってしまうため乱れ打ちはできないと思うが)、IELTSについても7.0は軽く取れないと現地ではどうにもならないと思うので、英語がめんどくさいという理由で志望校を狭めるのは良くなかったと反省している。(でもIELTSも受験料高いしあまりたくさんは受けれないが...)
余談だがネット上いろいろ検索するとLSEは学歴フィルターもあるという噂もあるが、真偽は不明である。ただ出願時に出身大学は国を選べばプルダウンで選択する形となるが、私の母校はそのリストにはなかったので「その他」で記入したのだが(Fランじゃないのに....となったが)合格したのでコースによりけりとは思う。おそらく母校史上初の出願&合格だったのではないかと思う….