About MY LIFE. Episode3 大学を辞めるための理由探し
Episode 3 :モヤモヤを伝えにGW帰郷
GWに実家に帰ると、我が家で初の大学進学、まして国立なんて、田舎ではちょっと誇らしげな父と、母の姿があった。
めちゃ言いづらいじゃーん..。と思って、とりあえず話は最後にと、遊び呆けてみて、いざGW終わってまた宇都宮に戻るという最後日にお母さんに言ってみた。
「なんか大学違うかなと思うんだよね」
もちろん、母は唖然。でも、さすが私の母で、多分afternoon teaの時から(以下参照)
薄々気づいていた様子。でも、さすがに国立とはいえ、なかなかのお金を費やしているので、
「とりあえず続けなさい。」
と一言。
そっかそっか、そりゃあとりあえず続けてほしいよね....もちろん。
とゆうことで、とりあえず様子を見ることにしてみる。
興味がなくなった化学とにらめっこして、毎日授業に向かいながらも全く身も入らず、友達に力を借りつつ、なんとかテストはクリアし、大学生初めての夏休みになった。
GWからのモヤモヤは継続中だったので、大学の7月から9月までという長い夏休みのおかげで、考える時間がたっぷりでき、真剣に考えてみた。
今辞めていいものか、それとも我慢するのが人生にとって安全策なのか。
夏休みでずーっとずーっと考えて、
でもやっぱりこのままいるのはどうしてもできない!と、決断し、
こんな無駄な時を過ごしているのは、嫌だなと思い、
もう一度夏休みで帰省した時、父と母に辞めたいと相談することにした。
すると、母はまだ諦めず、
とりあえず一年生は行きなさいと、ちょっと呆れながら言い放った。
そして、辞めて何になりたいのかちゃんと考えなさいとお叱りをいただいた。
何になりたい..??
そういえば考えたことなかった。
ただ大学に行かないといけない、何を専攻する?何に就きたい?ってかんじで、YesNo診断のような形式で決めてしまった自分の人生。
私の場合、たまたま理系だったから、物理は嫌いだし、化学と生物で生きていって、そうなると研究職とかになりたい?が1番いい理由かなー。ってことは、コスメとか興味あるし、何か美容の研究職とかになれたらいいってかんじかな?っ?
みたいなことを無理やり理由にこじつけて進んでみたけど、研究職って大学院とかいかないとそもそもなれなかったり、もっと頭のいい大学院にいかなければ、そもそもなれもしなくて、そこまで進む熱意は正直なかった。
うーん、なんだろうなぁ...と悶々と自問自答が始まった。
そして、一旦保留のまま、大学の後期が始まってしまった。
やっぱり大学生活は全然面白くなくて、どんどん行かなくなった。
そんな時、美容室の受付というアルバイトを見つけ、ちょっと興味もあるし、時給もいいし、始めてみた。
ますます学校には行かずに、バイトにばかり行くようになる。
やることはアシスタント1年目がやるようなことで、受付、雑用、お客様の頭と手のマッサージという内容だった。少し興味あったことだし、勉強とは違った新しさがあって、なんだか楽しかった。
とはいえ、街の美容室で、店長以外、やる気のない従業員ばかりで、美容師の裏側を垣間見たような感じで、ちょっとがっかりもした。
(こんな人たちにやってもらいたくないなぁ、美容室ってこんなかんじなの..??心の中で疑問を抱いた。しかしそこはあくまでも街のやる気のない美容室だったからだと、数年後に気付くことになる。)
続く
Ritsuko