見出し画像

【ピアボーナスを簡単導入!】Slack×スプシで自作導入してみた。(コード配布)

こんにちは。僕は普段、少人数のチームで事業運営を行っています。

そのチームにて最近、お互いに🍺とともに感謝メッセージを送るという、ピアボーナスと呼ばれるものを導入しました。

スクリーンショット 2022-01-14 21.19.34


送られた数・送った数は定期的に以下のように可視化されます。

スクリーンショット 2022-01-14 22.58.02


そして、送られた数に応じて以下のように様々なインセンティブを用意することで、能動的なコミュニケーションを実現させています。

スクリーンショット 2022-01-14 21.25.15

これを導入してから、直接的な業務以外にも会話がうまれるようになりました。お互いの仲が深まり、言いたいことをいえる文化になってきています。

今時の言葉だと「心理的安全性」を高くする効果が、このピアボーナス制度にはあると思います。

この記事では、この🍺を送り合うピアボーナス運用の仕組みを、簡単にご自身のチームに導入する方法をご紹介します。



【紹介するものに含まれている仕組み】

slackにて、🍺をメンションとともに投げ合うことでそれをカウントする機能(特定のグループ内にてご利用いただけます。)

【対象者】

目安20人以下で、Slackを活用して運営を行っている組織。お互いのコミュニケーションをより促進させたい。また心理的安全性を担保したい。そういう思いを抱える方。

導入方法のサマリー

導入方法のサマリーは以下です。

①指定のGoogleスプレッドシートをコピー

②コピーしたシートの該当箇所に、メンバー情報・slack情報を入力

③時間手動にトリガーを設定

このような流れになっております。

この手順を、この後細かくご説明します。

裏方の仕組みについて

その前に、裏方の仕組みについてふれておきます。図解にすると以下です。

画像16

①特定のチャンネルにてメッセージを送信。(「@名前 文 🍺」など)

②🍺が含まれる文をスプシに格納。

③スプシの関数で🍺を送ったひと・送られた人をカウントして管理

④特定のチャンネルにて「cheers!」とうつと、スプシからデータを読み込み、Slackへと転送。またはトリガーを生成して週次で関数を呼び出し。

導入① スプシ・GASの用意

まずは、こちらのスプレッドシートのコピーを作成。

軽くシートの説明を。

①[cheeeeeersManage]タブ

→🍺を送った数・受け取った数の集計データを格納。すべての期間と今週のものの2つある。

②[SlackIdList]タブ

→slackのidとニックネームを紐付けるための表。

③[webHookURL]タブ

→後述で使用。

③(非表示だけど)[slackAllMessage]と[ThisWeekMessage]タブ

→チャンネルに投稿された🍺とメンションを含むメッセージを格納している表。タブ名は変えない。

これがシートの概要です。

シートをコピーしたら、後ほど少し使用するGoggle Apps Scriptを用意しましょう。拡張機能>Apps Scriptで開けます。

導入②:コピーしたシートの該当箇所に、メンバー情報・slack情報を入力

それでは、シートの[SlackIdList]タブにて、2行目以降にIdとニックネームを入力してください。(SlackIdは、Slackの個人のアイコンタップ>プロフィール表示>その他>メンバーId)

スクリーンショット 2022-01-14 22.12.56

入力後、スプレッドシートの[cheeeeeersManage]タブにニックネームが表示されていればOK。ただ、一人しか出ていないと思います。

B4,C4,D4とF4,G4,H4にはそれぞれ関数が入っています。なので、指定の人数分だけB-D列とF-H列に入っている関数を下に参照してください。(人数以上の部分に関数入れると、後々めんどいので...)

スクリーンショット 2022-01-07 20.44.44

次に、Slackの準備を行います。こちらのページにてCreate New Appをタップし、アプリの作成に入ります。

スクリーンショット 2022-01-07 20.07.53

上記の、From scratchを選択し、AppNameに適当な名前をつけ、導入したいワークスペースを選択し、createをします。

そして、下図のIncoming Webhooksを選択。

スクリーンショット 2022-01-07 20.11.06

その後、Activate Incoming WebhooksをOnに切り替え、最下部のAdd New Webhook to Workspaceをタップ。

スクリーンショット 2022-01-07 20.13.09

そして、導入したいチャンネル(slack)を選択し、許可します。

その後、Incoming WebhookのURLをコピーしておきます。

スクリーンショット 2022-01-07 20.15.41

コピーをしたら、スプレッドシートに戻ります。

[webHookURL]のA2に、先程コピーしたURLをペーストします。

スクリーンショット 2022-01-14 22.25.17

これで、スプレッドシートの準備は整いました。

先程開いた、GoogleAppsScriptを見ていきましょう。

(スプレッドシートの、拡張機能>Apps Scriptをタップ)

コードが書かれていることを確認できたら、右上のデプロイボタン>新しいデプロイをタップ。

次のユーザが自分であり、アクセスできるユーザが全員であることを確認し、デプロイをします。

スクリーンショット 2022-01-07 20.19.55

そうすると、警告のようなものがでると思います。アクセスを承認し案内に従い、使用するGoogleアカウントを選択し、リクエストを許可します。

これでデプロイが完了するので、下記の画面がでたらウェブアプリのURLをコピーします。なお、閉じてしまった場合はデプロイ>デプロイを管理でコピーすることができます。

スクリーンショット 2022-01-07 20.22.40

そしたら、またSlack apiのページに戻ります。

下記の、Event Subscriptionsのページを開き、Enable EventsをOnにします。すると、Request URLという入力箇所が出てくるので、先程コピーしたURLを貼り付けます。

スクリーンショット 2022-01-07 20.24.53

貼り付けたURLが、Verifiedになったことを確認します。

Subscribe to events on behalf of usersの項目にmessage.channelsを追加します。そして、右下に出てくるSave Changesをクリックし、保存します。そして、再びインストールすることを促されるので、それに従いインストールを行います。

スクリーンショット 2022-01-07 20.30.18

ここまでできると、🍺を送る数・送られた数をスプレッドシートでカウントすることができます。

試しに、メンションとともに🍺を送ってみましょう。(文章を付け足してもOK)

スプレッドシートの[cheeeeeersManage]タブに、値が入っていると思います。

また、"cheers!" か"Hey cheeeeeeers!"とメッセージをSlackにて送ってみて下さい(ダブルクオーテーションは除く)。カスタムレスポンスが返ってくると思います。

最後にこれを、週次で流れるように設定しましょう。

導入③:時間手動にトリガーを設定

Google Apps Scriptの左タブにあるトリガーをタップ。

右下にある「トリガーを追加」を押し、実行する関数をsortData、その他の項目を下図を参考に設定。

スクリーンショット 2022-01-14 22.41.25

これで、定期的に送り合う数の状況をSlackに転送することができるかと思います✊

おわりに

もしうまくいかないようでしたら、ymsmam.muniku@gmail.com までご連絡くださいー!

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?