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【島根県】 隠岐の島 産科総合診療医 加藤一朗先生〜子供が産めるということは未来がある場所ということですからね〜◆Vol.1 #file6




はじめまして!離島医療人物図鑑の小徳です!


離島医療人物図鑑は「離島医療に尽力する医療者の代弁者たれ」をモットーに離島医療の魅力ややりがいをnoteで発信しています。


突然ですけど、コウノドリって最高ですよね。

©️コウノドリ1巻



毎回、命の大切さと生きていることの素晴らしさを教えてくれるコウノドリはただの医療漫画じゃなくて人生の教科書だと思ってます。


どの巻も涙なしでは読めないくらい最高なんですけど、17巻!17巻だけは読んで欲しいんです!


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©️コウノドリ17巻


産婦人科研修医のゴロー先生が離島研修で島根県の隠岐の島に産婦人科医として1ヶ月研修することになるのですが、

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©️コウノドリ17巻

そこで島で唯一の産婦人科医であるイチロー先生に出会い離島医療にどっぷり浸かっていきます。

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©️コウノドリ17巻

どうして医者になったのか、どうして産婦人科医になったのか悩んでいたゴロー先生。


離島で産婦人科医として、1人の医師として働き、沢山の人に出会い、そこで見つけた答えとは?


離島医療の魅力が最大限に詰まっている17巻を是非、みなさん読んでくださいー!!


さて、このイチロー先生、実はモデルがいます。


島根県の隠岐の島で産科総合診療医(産婦人科医、総合診療医)として働いている加藤一朗先生です!!

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画像:NEURAL GP Networkから引用




加藤先生はGlocalandの勉強会で公演してくださったのをキッカケに離島医療人物図鑑が取材を申し込んだところ、快くOKしてくださいました。 

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---今日はお忙しい中ありがとうございます!


よろしくお願いします。


---早速ですが、加藤先生はどうして離島医療をしているのですか?


はい、私は自治医科大学出身で卒業後9年間は大学の制度として地域医療に従事することになっています。隠岐の島は私が医師3年目の時に内科医(総合診療医)として赴任した島でした。


その後、産婦人医になるために一度島を離れて、また戻ってきました。


---どうして産婦人科の専門を取得したのでしょうか。


妻に別れると言われたからです(笑)


---え!!?


妻は助産師なのですが(漫画でもマキさんとして出てくる)、当時隠岐の島で産婦人科医がいなくなり、島でお産ができなくなりました。その時に妻が「産婦人科医にならないと別れる」と言われたのがキッカケです。

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©️コウノドリ17巻


---めちゃくちゃパワフルな奥様ですね。


そうなんです。ちなみにうちは「奥様」って言いません。「私こそ前なのであなたが奥さん」と言われます。


---(笑)


漫画でも出てきますが、隠岐の島から産婦人科医がいなくなり、お産が取れなくなった時に隠岐の島は「子どもの産めない島」と呼ばれていました。

©️コウノドリ17巻

家族と離れて本土で1人で出産することは妊婦さんだけでなく、島に残された家族も不安でいっぱいです。その時期の隠岐の島では、出生数が急激に減り、一学年2クラスあった小学校のクラスも半分の1クラスに減ってしまいました。

©️コウノドリ17巻

しかし、加藤先生が産科を勉強して帰ってきた後にはまた、クラスが2つに戻ったそうです。

島でお産が取れるということは、島の存続に大きな影響があるのかもしれません。


---加藤先生の普段のお仕事を教えていただけますか?


現在、仕事としては産婦人科の仕事半分、総合診療科の仕事半分くらいのつもりでやってはいます。


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在宅医療をされる加藤先生



---産婦人科医として働きながら総合診療医として在宅診療や子供、お年寄りの診療を行う加藤先生。これから取り組みたいことはなんですか?

今はなかなかできていないですが、これからは保健師さんや行政と連携しながら病院に来ないような健康な人向けの健康教室など、予防医療をやりたいですね。


病気になっても安心して受けられる医療を提供することで、それで島民の方が元気になって家に帰ることができたら嬉しいですね。

©️コウノドリ17巻



家族と島と患者さんへの愛が伝わる素敵なお話を聴くことができました。


次回、加藤先生にとっての離島医療のやりがいとは?をお伝えします!


隠岐の島に興味を持った方はこちらを!


島根県は総合診療がアツい!!


コウノドリ17巻も是非!!


この記事を書いた人

小徳羅漢
鹿児島県の奄美大島で妊婦から子供、お年寄りまでみれる家庭医を目指して修行中。茨城産まれ神奈川育ち、離島医療してるやつだいたい友達。好きな言葉は「大器晩成」です。


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離島医療人物図鑑
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