
【飛鳥II 世界一周 ランドツアー パリ 3-4】ルイ14世のこだわりが詰まってました
飛鳥II 世界一周クルーズ 44日目の2024年5月18日 、ランドツアー「パリ滞在 3泊4日」に参加していました。
ランドツアー 3日目は、夕食まで自由行動でした。
朝早くからヴェルサイユ宮殿へ向けて出発し、宮殿内の様々な部屋を見学し、いろんなナポレオンに会うことができました。
ヴェルサイユ宮殿観光の続きの出来事について、お話します。
ていえん
ヴェルサイユ宮殿の庭園は、フランス式庭園の最高傑作といわれています。「王の庭師にして庭師の王」と称される造園家アンドレ・ル・ノートルが設計しました。
ルイ14世は、毎日工事現場をチェックし、気に入らないところは直接細部まで指示して直させる、という力の入れようだったそうです。
自慢の庭園が完成した後、来客を庭園鑑賞に案内するのにいちばんの道順を自ら書き、「ヴェルサイユ庭園案内の手引き」と題して残しました。
国王ご推薦コース、地球の歩き方のページで紹介されていました。
庭園は、背後の敷地も含ると800ヘクタール以上もあります。
パリから半日でヴェルサイユ宮殿往復&観光で時間が限られていたので、庭園はほんの少し見るだけにしました。

おれんじ
庭園エリアに入場して最初に見えたのが、オランジェリーです。
オレンジの花の香を愛したルイ14世が、建築家ルイ・ル・ボーに命じてベルサイユ宮殿の庭園につくらせたそうです。
オレンジやレモンなどの柑橘類や、キョウチクトウやザクロの木などが植えられたコンテナが、規則正しく並んでいます。
これらのコンテナは冬の間は建物の中にしまわれて、春になると屋外に配置されます。
配置される季節に来れて、よかったです。

ふんすい
こちらは、噴水庭園です。
宮殿建設の25,000人よりもさらに多い、36,000人が噴水庭園に投入されたそうです。
あまりにも広大な庭園が目の前に広がっていて、左右対称な規則性が美しく、とても感動しました。

手前の噴水は、「ラトナの泉水」です。
ギリシャ神話のラトナ(レートー)が村人に泥を投げつけられながらも、息子アポロンと娘ディアーナを守っている銅像と、神の怒りに触れて村人たちが蛙やトカゲに変えられた像を模った噴水だそうです。
蛙が水を口から出しててかわいいなんて、背景を知ったら思えないですね。。。
奥の噴水は、「太陽神アポロンの噴水」です。
アポロンが天馬に引かれて海中から姿を現し、天に駆け上ろうとしているものを模った噴水だそうです。

ちなみにこれらの噴水には、ルイ14世の三つの意図「水なき地に水を引く」「貴族を従わせる」「民衆の心をつかむ」が込められているそうです。
王の威厳・偉大さを示すこの庭園は、今でもこんなに圧倒的な美しさなので、当時王の絶大な影響を周囲に示すことができたのではないかと思いました。
噴水のさらに奥には、大運河と小運河があります。
そしてそのさらに右奥には、マリーアントワネットの離宮もあるそうです。
いつかそこまで行けたらいいなぁ・・・と思いつつ、引き返すことにしました。

のりもの
電動カートを見つけました。
これで庭園を自由に回るの、楽しそうです。

ちなみにこの他にも、庭園にある乗り物として、プティ・トラン、レンタサイクル、レンタルボートがあるそうです。
まえにわ
宮殿のすぐ裏にある水の前庭です。
ここにも噴水と像がありました。
奥がさきほど観光してきた宮殿です。

宮殿のすぐ前にステージ立ち上げ中だったので、なにかなぁと調べてみたら、ちょうどこの日「Versailles Electro」という光と音楽のショーだったようです。

えき
ヴェルサイユ宮殿&庭園を後にして、駅へ向かいます。
駅に向かう途中で、ヴェルサイユ市庁舎がありました。
行きは宮殿へ気持ちが向かい過ぎて、建物が立派なことに気づきませんでした(笑)。

Versailles Château Rive Gauche 駅につきました。
こちらの建物も素敵なデザインです。

改札口付近に、シャンデリアがありました。
宮殿っぽい駅だったことも、行きには気づきませんでした(笑)。
看板には「すべての列車はパリ行きです」の日本語文があって、とても親切だなぁと思いました。
安心して列車に乗り込めます。

行きの列車は車内が庭園写真でしたが、帰りの電車は宮殿内の写真でした。
宮殿の余韻に浸りながら、パリへ向かいました。

おわりに
飛鳥II 2024年 世界一周クルーズ ランドツアー「パリ滞在 3泊4日」3日目の出来事について、お話しました。
ヴェルサイユ宮殿の庭園をさわりだけ観光し、建築を楽しみながら駅まで移動して、パリ行きの電車に乗りました。
見れたのは庭園のほんの一部だけでしたが、ルイ14世のこだわりポイントを掻い摘んで見ることができ、当時の権力の大きさを感じることができました。
次は、ランドツアー 3日目の続きの出来事について、お話します。