「天才」とは何か
藤井聡太先生おめでとう
藤井聡太先生、最年少の二冠達成、おめでとう。
私自身、将棋からは少々離れていたが、昨今ホットなニュースなので今回はこの話題について取り上げてみる。いつもの教育問題関連の記事から脱線するが、その辺はご容赦を。
私はテレビをあまり見ないので、彼がどのようにテレビで取り上げられているかあまり把握してないが、前々から将棋界で大記録を次々と打ち立てて何かとマスコミを騒がしているのはもちろん知っている。
彼を取り上げるにあたって、やはりある代名詞が頭に浮かぶ。
「天才」である。
今回は、「天才」とは何か。少し考えてみたい。
「藤井」という名の二人の天才
「天才」とは何か。
私は、「天才」には大きく2種類あると考えている。
一つ目は、既存のシステム上で常人離れしたことをやってのけるタイプ。
藤井聡太先生がこのタイプであろう。
そして二つ目は、新しい概念やシステムなどを創造するタイプ。
将棋界でいえば、もう一人の「藤井」である藤井猛先生がそのタイプであろう。
藤井猛先生と言えば、「藤井システム」という革命的な戦術を創造し、当時としては前人未到の竜王3連覇を達成した棋士である。
奇しくも二人とも藤井姓。ある意味好対照である。
聡太先生もすごいけれど
とくに天邪鬼を気取るわけではないが、私は聡太先生より猛先生のほうが好きだ。
もちろん聡太先生がすごいのは周知の事実だが、私が個人的に評価してるのは後者の猛先生。
なぜなら、聡太先生だってもちろん既存の戦法を使っているが、その戦法を開発した人々(1人とは限らない)がいなかったら、おそらく天才にはなれなかったからである。
既存のレール上で功績を成し遂げる人もすごいけど、新たなレールを創造できる人はそれ以上に尊い。
もっとも、私だって子供の時は、今の聡太先生ポジションであろう羽生善治先生がヒーローだったけど。
私も成長したのかな(笑)。
後世に残る藤井システム
藤井猛先生について、ちょっと面白い匿名掲示板があったので紹介しよう。
【将棋】藤井知識ゼロの俺に藤井のすごさ教えてくれ 腹筋崩壊ニュース
まあ、予想通りいじられてるが(笑)、私が特に目に留まったのは次の書きこみ。
72 :名無し名人:2012/03/23(金) 21:57:04.27 ID:PvKJtmkn
マジレスすると、200年後に名前残ってるのは羽生ではなく藤井
現在でいう石田流みたいなもん
因みに軽く補足すると、石田流は江戸時代の棋士である石田検校が開発した戦法と伝えられている。個人的にもよく愛用させてもらっている戦法だ。
藤井システムも、藤井猛の名とともに将棋史におそらく名が残るであろう。
まあ、私は藤井システムは使ってないけど(笑)。
生前評価されなかった「音楽の父」
ただ、こういう新しいレールを創造する人は、生前はなかなか大衆的な評価をされないこともままある。
例えば、作曲家でいえば、「音楽の父」と称され、西洋音楽の基礎を作ったヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750)も、生前はあまり評価されず、後世の作曲家によってその功績が高く評価された。同い年で、「音楽の母」と称され、生前から評価され人気だったゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685~1759)とは非常に対照的である。
私も何か一生のうちに新しいレールを創造できればと思っている。
私の連載している教育問題の記事も、例えば、不登校を心情的な問題ではなく医学的な視点から考察するなど、あまり他所では見かけないような記事だと自負している。
この記事に限らず、私も後世に残るような功績が遺せればと思っている。このnoteの連載記事もその一環として執筆している。まあ、後世、評価されるかどうかはわからないけど。
まあ、生前評価されないのは少々辛いので、もう少し大衆的な評価も欲しいのが正直な気持ちではあるけどね。
後書き
今回の記事は我ながらスケールの大きい記事になってしまった。
生前評価されずとも、ストイックに仕事する。その姿勢ももちろん立派だと思う。
ただ私は、功績を大衆に広めていくという、そういった努力も必要ではないかとも考えている。
もっとも、私の教育問題の連載記事も、私自身が医学的な研究をしているわけではなく、少しでも大衆に認知が広がればと考え、あまり日の目を見ない、不登校をはじめとする、教育問題の医学的な検証を自分なりに嚙み砕いて紹介してるだけではあるのだが。
ちょうどバッハの功績を世に広めた後世の作曲家のように。
‥とまあ、その一環も兼ねてなのだが、前回の記事でも書いたように私はYouTubeに動画投稿を始めていくことを考えている。私のnote記事も紹介できればと思う。どういったスタイルの動画にするかまだはっきりしていないのだが、対面で何か語るようなスタイルにすると思う。
それと同時に、クラウドファンディングの準備進めている。
どちらも9月の頭からを目標にしている。ただ、動画の収録・編集などが果たしてうまくいくかどうか。その辺の試行錯誤もあるので、万が一トラブルなどあれば遅れてしまうかもしれない。そうなってしまったらゴメンナサイ。
このあたりの詳しいことは、決まり次第Twitter・ブログ・ポータルサイトなどでお知らせしたいと思う。
では、また。
もしサポートしていただけたら、励みにもなり、書物や資料なども購入しやすくなり、もっと良質な記事をかけると思いますので、ご支援お願いします。 m(_ _)m