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プロレスと東洋医学③


前回まで勝手な論を書いていましたが、もったいない共通点もあります。

それはどちらも業界として統一感が無いところ。
サッカーではFIFA、JFA、野球ではMLB、NPBなど取りまとめる団体がありますが、プロレスはそれが脆弱です。
現在は2023年に日本プロレスリング連盟が立ち上がり、男女含め11団体が加盟。
2023年!
まだ2年位なので、いかに業界がまとまるのが難しいかがわかります😅
プロレス選手名鑑を観ると、一体いくつあるのと言うくらい数多の団体が。

これだけのレスラーが活躍しています

ライセンス制度などが無いため大手の団体とインディー団体(小規模独立団体)だと様々なレベルが違うのが、まとまりにくい要因かもしれません。

過去試合中に亡くなる事故もあったためライセンス制度をと言う意見もありましたが、それも有耶無耶に。

一方東洋医学は漢方、指圧、鍼灸など様々な技法が存在し、鍼灸であれば鍼灸師会もあれば鍼灸マッサージ師会もあります。 
整体も協会や組合がある状況で、必ずしもどこかに所属しなくても良いのです。

更に同じ鍼治療でも現代医学(解剖、神経など)で行う先生もいれば、気血(きけつ)、経絡(けいらく)で行う先生と分かれたり同じ鍼でも考え方が全く異なります。
私が学生時代、現代医学ベースの鍼灸師が「「気」なんてウソウソ!」と笑って言っていたのが印象的で、施術への自信を感じるのと同時に業界が一つにまとまるのは難しいのだなとも。

プロレスも東洋医学も己に自信があったりやりたい事がある事で、分裂したり独立したり。
それが今で言う多様性(プロレスであれば、ストロングスタイル、UWFスタイル、デスマッチ、ハードコア、お笑い系など。
東洋医学だとすでに漢方、鍼灸、指圧、整体などに分かれ更にそこから多くの流派あり。)になり、そこにマッチした方に来てもらう様になっている状況。

裾野を広くして来てもらうには多様性は大切ですが、まとまりを持って世の中にアピールする事が難しいので、コアな世界になってしまいます。
良いところでもあり悪いところでもあるので、とても難しいですね。

なのでインディー治療院😂としてプロレスも東洋医学も素晴らしいよと、声を挙げてみました📢


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