映画メモ79「アイ・アム・セリーヌ・ディオン〜病との闘いの中で〜」
パリオリンピックの開会式で歌った彼女の姿は
これを見てからだと感動の度合いが違ったろう。
最愛の夫を亡くして痩せてしまった姿は見たことがあった。
Facebookで元気な頃にスタッフと戯けたり
カープールカラオケの姿を見てから意外に思って
ファンまでいかなくても好感を持っていた。
スティッフ・パーソン症候群を発症したという。
非常に稀な疾患で日本では10万人に0.2人みたい。
けいれんを伴うということで
てんかんの恋人がいた私には馴染みのある症状かしらと思いつつ鑑賞。
発作の時の撮影もさせていて、彼女の強さに感動した。
「発作が起きるたびに恥ずかしく思えてしまう」という彼女の言葉は
多分、てんかんの患者さん(PWE:People With Epilepsy)の方々は
頷くことも多いのではないか。
セリーヌの衣装や、子ども達の思い出の品を保管する倉庫があって衣装はともかくとても羨ましかった。
私も場所を借りても子ども達の思い出のものは取っておくべきだった。母に捨てられる前に。
自分が思うようなパフォーマンスをできないということの
苦しみに彼女の職人魂を見る。
お客さんに、そんなん出せるかあああ!って感じ?
そして、チームとして他のミュージシャンに
「最高のパフォーマンスをするために気持ちよくいてほしい」
と思っているのも、率いる人としていい姿勢だと思う。
日本ではタイタニックくらいかもしれないけど
人気があるの分かる気がする。
いつもドレッシーだし、ツンとすました人なのかと思ってたから
以前、こういうの見てびっくりしたんだった。
靴フェチとかも笑
フランス語(カナダ・フランス語)しか話せなかったのに英語を猛勉強なんかも素敵。
日常で使う場面が多くないとなかなかほかの言語って身に付かないよね。(私だけか)
彼女のまっすぐさを、彼女の周りの人や
彼女のファンは愛して止まないのではないかな。
にしても兄弟14人って、彼女のお母さんをひたすら尊敬するよ・・・。
桁が違う。
彼女にそんなに興味がなくても見てもいいんじゃないかなと思う。
すてきな女性のお話だった。
おしまい。