読書メモ38「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」
こんな面白い(Funny)本も久しぶり。
電車で読んでいて吹き出しちゃった。
これね、「日本軍」を自分のいる会社の名前にしても
何の違和感もなかったので、全部「弊社」ってしてみたらいいと思う。
笑うから。
笑わなくて済むあなたの会社は良い会社。
まず目次からしてヤバい。
どんなクソコンサルでもこの目次みたいなことは言ってくる。
なんならDMでも毎日こういうの送ってきたりする。
言われてできるならとっくにやっとる、というくらい。
旧日本軍から何一つ変わってない日本人の心性のようなものが続いているわけなので、こないだ大学経営学部出ましたなんていう赤ちゃんコンサルなどにウェイウェイ言われたとて何一つ変わらないのに、そういう組織だから金を出してしまうのだろうな。
我が身を振り返ることすらできないのに。
だから、でもあるのだが。鶏が先か卵が先か。
戦後にわらわら出来た会社なんて以下のような状態なのでは。
モグラ叩きのように出てくる問題を、欲に駆られて「まだ全然仕事できるし!」と言い張る時点で認知機能が怪しい高齢者がアップデートされない法律知識で何とかしようとして軽々と現在の法を踏み越えたりする。
まあ、日本全体が今はこんな感じかもしれない。
連続強盗とか、しかも誰かに指示されて、って
「どったん、頭悪いの?」
としか言えない。
週40時間働いても暮らせないレベルの給料の会社はザラにあって
だから、強盗はしなくても金がなくて困る人の気持ちは分かる。
ただ、能力が低くて賃金も低い因果応報的なものでなく、
能力高くても「これは人が暮らすおちんぎんなのでせうか」というのが
やっぱ切ないよなあと。
あー、そこに自分を客観視できない若い子なども付加されると
「プライドだけ高い無能」が「もっともらっていいはず」というのも出来上がるので、いろいろ難しそう。
プライドだけ高い無能!記憶力さえよければ優秀!は
今も昔も変わりないのね、というとこかな。
「失敗の本質」がどんなに読まれても、誰も自分のことには置き換えない。
私も含めて「おめーだよ、おめー」と指をさされて指摘されるまでは
まったくもって分からないのである。
画像は「欲に駆られて「まだ全然仕事できるし!」と言い張る時点で認知機能が怪しいのにアップデートされない法律知識で何とかしようとして軽々と現在の法を踏み越える高齢者」
おしまい。
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