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映画メモ95「オッペンハイマー」
Algebra is like sheet; music the important thing isn't can you read music?
It's can you hear it? Can you hear the music?
数式は楽譜だ
読むのは重要じゃない
楽譜から聴くことだ
その音楽は聴けるか?
ニールス・ボーアが若きロバート・オッペンハイマーに
言った言葉。
この映画、私はこれで満足してしまった。
「原爆の父」の苦しみは、ノーベルも味わったであろう苦しみでは。
だからノーベルは平和賞を作っているんじゃなかった?
コンピュータだって軍事転用されてる。
と、なんとなく食指が動かなかったこの映画。
だけど、ボーア先生の言葉でキュンしてしまった。
まあ、これだけで十分かな。
この映画は
「男の嫉妬も十分に醜い」
というのをちゃんと表現してよかった。
やあね、妬む気持ちって。
誰かに意地悪したい!と感じたときは
自分の心に「なんで?」と聞いたらいい。
「だって羨ましいから」
なんて心が言い出してたら恥ずかしくて止めるはず。
止めないなら、単に心が汚らしいだけだから
お気の毒としか言いようがない。
自分の心に向き合う勇気がないなら?
まず、鏡を見なさい。
醜い顔がそこにあるから、ってとこかなあ。
科学は常にどんどこ進んでいく。
たとえ自分の理論が過去のものになり
忘れ去られようとも。
それに寂しさを感じても
大きな喜びも感じるはず。
変わることを厭わない。
科学者の姿勢って、ほんとにすてきね。
私は科学者じゃないけど
同じように変わることを厭わない姿勢でいてもいいはず。
生きるって、毎日変化にさらされてることだしね。
おしまい。
↑これは読んでみたいな。愚者としてっての、すてき。
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