映画メモ85「ジャンヌダルク」
おすすめされたので
重い腰を上げて観てみた。
今まで観なかった理由は、なんだろう、
乙女が焼き殺されちゃうのが分かってるから、
かな。
私は某教会の一応は信者とはいえ
当時の奇跡とかは
「えー」
と薄目で見ちゃう21世紀の科学の子。
そういうのもあって、どういうテンションで描かれるのか分からないから避けていたのかも。
で、さすがリュック・ベッソン。
血で血を洗う当時の臭いまで感じそうな
泥臭い感じがすてき。
想像するだけで甲冑の下の皮膚が痒そうで自分も痒くなる。
しかし案の定、医療の精神科の端っこof端っこに一時期身を置いた経験からも、
ううーむ
となってしまう21世紀の科学の子である。
でもまあ、カミカゼとかもあんま変わらないんだろうなーとか考えながら観てた。
告解への異常なこだわりとか、
病気とかじゃなく
ものすごい幼児性を感じてしまう。
純粋さと言えば聞こえはいいけど、
思春期の頃の「白か黒しかない世界」故の
周りを傷つけるばかりの凶暴性。
だって私は悪くないもん、神がそう言ったから
↑
こんなん言い出したら言ったもん勝ちになってしまう。
大体、昔の王様が教会から戴冠されるとか
もうほんとそれじゃん。
正義のためなら人を殺していいのか?
そんなん、俺言ったっけ?
ってかそんな正義ってナニヨ?
みたいにまあなるよね、イエス(・キリスト)もさ。
戦争自体のくだらなさを
今も続く戦争(侵略や虐殺)を
ノーベル平和賞が被団協に贈られたことも含めて
私たちひとりひとりが考えて生きるべきなのかと
選挙も勝手に近づいてきてるし
思ったのでありました。
ってかさあ、
私たち、21世紀に生きてるのに
まだ戦争やってるって本当に頭悪いね人類。
おしまい。
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