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映画メモ94「浅草キッド」

大泉洋推しの息子と随分前に見たけど
そういえばと彼氏に勧めて強制的に見せる勢いで一緒に見た。

私の息子は柳楽優弥に似ている(た)。
小さい頃からずっと言われて今も言われたりする。
そのため、柳楽優弥くんを母親気分で
ぬるく応援している。

「あー、たけし本人も出てるんだ」
と思ったんだけど、違った・・・
すげえ。

私は誰かに弟子入りもしてないし
先輩後輩もない。
ただ、「好きな人」はたくさんいる。
その人たちに受けた温情や愛情は計り知れない。
その人たちみたいになりたいなと思いながら
全然近付けない。

私は、中学生くらいから
優しくないと言われ続けていたのだけど
優しさってなんだろう。

その人の為にならないことでも
嫌な思いをさせないように
常に同調することが優しさだというのなら
私にはできない。

どうでもいい相手にならできる。
でも、大切な人、大好きな人にはできない。
とはいえ、正論でぶちのめしてしまうのが私だったから
そりゃ嫌われる。
優しくないって言われるよな。

だけどさ。

相手に嫌われてでも言わなきゃいけないとか、あるじゃん。
たとえば子育ての躾なんかそうだよね。
嫌がるからと保清や整容を教えなかったら?
母親だって子どもに泣かれたり全力で拒否されるのは悲しい。
それでもだ。

私が全力で嫌がるからと
歯磨きを免除してくれた「優しい」母のおかげで
私の歯がどうなったかなんて簡単に想像できるでしょ。

そこから私が学んだことはただ一つ。

人に優しくするには、強くなくてはならない

ということ。
人に優しくなれるくらいに強くなるのが私の目標。

そう、浅草の師匠みたいにね。

頭が一生あがんないって人を持てることは
幸せなことかもしれないね。

師匠みたいな親に、私はなれたらいいなあ。

おしまい。


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林田りんだ
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