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映画メモ97「エンディングノート」

またも同僚おすすめ映画。
別の同僚を私とその同僚は一緒に見送っている。
(その後の会社の酷さも)

どんどん痩せていって、でも仕事に来てて、
最後の最後は本当に痩せ細ってしまって
話す元気もないようだった。
そんな姿を見てきた。

映画の率直な感想は
「準備できるというのはこういうものか」
である。
突然死の准遺族としては。

あと、孫すげえ!
私は果たして孫にあんなに思いをかけられるだろうか。
おじいちゃんは自分の子育てはそんなに関わらなかったから、そういうのもあってかわいがるとかは聞く話。
モーレツサラリーマンとか世代は特に。
そういうのかなあなんて思ったりもしたけど。

赤ちゃんはもう誰の赤ちゃんでもかわいいし
尊い。
自分の孫だからというだけで、私はそんなに愛せるのかな。
と素朴に自分の冷たさに直面した。

観て良かったよ。
とっても。

同僚と感想を話していて
人生の後半戦に足を踏み入れているからこそ
私たちは今どう生きるかを考えてしまうねと。

死というものがうんと先にある、想像上のものみたいな若さの中では
響き方が違うんだろうね。
自分が若い時に見ていたら、どう感じただろう。
それは、知り得ないことだね。

過去の私が見ることもできない。
この先の感情も分からない。
今と違うだろうし、違っていてほしい。
私は「変わらない」人間ではなく
変わる人間でいたい。

おしまい。


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林田りんだ
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