映画メモ89「ゆれる」
映画好きの同僚おすすめ。
「香川照之がいいんだよ!いやあ、いい役者で」
激しくお勧めしてきたので
早速見てみる。
そもそもこの映画好き同僚。
初めてのデートで映画3つ梯子して
「いい加減にして」
とフラれた経験を持つ猛者である。
その人のお勧めする映画で最近見たのは
「あの子を探して」
おお、なんだこの豪華メンバーは。
カニエ・ウエストが日本に暮らすのかもってんで
最近会社で「蟹江かな、やっぱ。蟹江西」などの
話題になった蟹江敬三。
しかし蟹江は姓であるがカニエは名である。
やはり蟹江敬三は良いのである。
それはどうでもいい。
田舎の(地方のことではない)どうにもならない閉塞感。
これは覚えがある。
いい人でいないといけないプレッシャーみたいなの。
病むよね、わかる。
大都会でも地域によってはそういうのあるからさ・・・。
人間の作るものなんて、どこだって同じだよ。
兄弟。
家族。
私にはないものばかりだ。
だから、私だったらどうなんだろう・・・が
全く考えられなかった。
記憶の曖昧さ。
記憶は容易に変わってしまうから
それを知ってるから私は恋人との記憶が消えるのが
怖くて仕方がない。
「香川照之がいいんだよ!いやあ、いい役者で」
と、同じ言葉しか出てこない。
香川照之を味わう、香川照之の為にある映画。
最後のシーンでの顔って
難しいと思うんだけど、ショーン・ペンなんかが上手いなと
私は思っていて、小さい頃に見た
「ロンリー・ブラッド」
の最後のシーンの顔が印象に残ってる。
おう、1985年かよ。ずいぶん子どもの頃に渋いの見てるな。
ショーンかっこいいよね。
そして香川照之。
テレビドラマをほとんど見ないので
話題のドラマなんかに出ていてもさっぱり分からないのだけど
口。
ああいう口は難しいよなあって、唸ってしまった。
ある種の顔芸なので、歌舞伎系だから得意なのかな・・・
古い映画だけど、おすすめ。
もちろんオダギリジョーもよき。
よきです。
おしまい。