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映画8・狐狼の血

役所広司さま!カンヌ主演男優賞受賞おめでとうございます!
というわけで、「孤狼の血」。

ネットフリックスで公開されている「THE DAY」は未見だけど
なんかいろいろ見てるぞ役所さん。
「うなぎ」
「すばらしき世界」
「Shall we ダンス?」
その他もろもろ。
役所というか、ザ・役者。

原作小説は読んでない。
多分、もう頭が全部役所広司演じるガミさんにしかならない。

この映画は知り合いが出るというのでチケットをもらって
映画館まで観に行ったもの。
「ひいいいいいいいい!」
と言いながら子どもと(といっても15歳以上レート)。

最初はやっぱり知り合いを探しながら観てるんだけど
もう、どんどん話にはまって脳みそ呉弁変換始まる始末。
もはや知り合いも「ついで」。
「ああ、いたいた」くらいになってしまっていた。
いや、いい役もらえたねえって感じ。
それに勉強になったろうなあ、大御所ばっかりだし。

んで、知り合い出てるんだよーと私のひとに勧めて
また鑑賞。

とにかく、かっこえんじゃあ。
鑑賞後、私のひとと私はしばらくずっと
孤狼の血のセリフだけで会話してた。
アホかな。
アホだ。

「警察じゃけえ、なにしてもええんじゃ!」
が、一番使いやすいかな(そうか?)

「おぅ、狂うちょる。捜査のためならわしゃ悪魔にも魂売り渡す男じゃ」
この映画の説明なんぞ、これだけでええんじゃ。

めちゃくちゃ昭和で、なんかもう、昭和。
小さい頃、なんかこんな世界だったよなあと思い出す感じの色合い。
街全体が少し埃っぽくて、駅のホームでもタバコ吸えて灰皿もあったよねみたいな。
タバコのことではないけれど、今と違って「大人」がいっぱいの時代。
ただまあ子どもの数は今より多かったんだろうし、
中身は同じなんだろうけどね。

警察もヤクザも時代がかっているといえばそうなんだけど、
21世紀の今では

こっちなんだろうし。

警察版ゴッドファーザー。
観たくなるんよ、ゴッドファーザー。
3時間の壁があるからストッパーになるけど。
あのクライマックスのところとか、観たくなる。
あそこだけでいいかというと、やっぱりそうじゃない。

そして観たい欲はLEVEL2へと流れ込むのであった。

おしまい。


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