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映画メモ78「地面師たち」

ネトフリさんありがとう。
なんすかこの豪華な感じ。
悪い人だらけじゃないか。
映画じゃなくドラマ、全7話。

綾野剛の繊細な演技がパズルのピースみたいにハマる。
豊川悦司の変態さは「ジャッジ!」のヤバさを思い出した。
生ぬるい温かさを残すところがトヨエツ感。
浅野忠信でも、と脳裏をよぎったがもっとキンキンに冷えるのでハリソンの生ぬるい気持ち悪さとやっぱちょっと違うかなーとか。

泉谷しげるだったろうとことにマキタスポーツ。
昭和は遠くなったなーなんて思ってしまった。

それはともかく、かの有名な積水ハウス地面師詐欺事件がベース。

ドラマの原作は小説なのね。

事件が起きた時はそれはそれは大騒ぎだったし
地面師ってナニ?からいろいろ解説されてたから
なんとなく覚えてる。

騙されちゃうの分かってるのに手に汗握ってしまう
シンプルな自分で嬉しくもあるけど
騙されちゃうの知ってるから共感性羞恥が爆裂してしまう。

大体、詐欺なんて周囲から見たら
「なんでそんなのに」
なのだ。
だって特殊詐欺(オレオレとか振り込めとか還付金等)も
ロマンス詐欺も、そうなんだろうなあ。
ホストやホステスも、ガチな感じのものはそうなんだろう。
「遊び」を弁えてりゃそうはならないんだろうけども。

私はかなり底辺をうろうろしている人生なので
詐欺や犯罪が身近にあってもよさそうだし
反社な方面とか顔が利きそうな顔をしていると
よく言われもした。

が、私は死ぬほど真面目である。
分類されたらくそ真面目なあたりに置かれると思う。
話題には乏しく、つまらない人間だ。
なので(?)華々しい裏社会なんかこれっぽちも縁がないのだ。
表も裏も何も、そもそも社会性が皆無。

いつも綱渡りで、子ども達が小さい頃は
鋭い刃物の上に立っているヒリヒリ感を常に持っていた。
少しでもバランスを崩したら私は真っ二つに切られて死ぬんだって思ってた。
社会性持つほどの余裕もなかったと言えばそうかもしれない。
仕事に必要なものくらいが限界だった。

野生の勘で、コマ前キッズだった数十年前から今に至るまで
ちらりとでも何か臭ったら逃げ足は速かった。
連絡は二度と取らない。
話もしない。
目も合わせない。
多分、↓の記事で書いたようなことがあったのだろう。

“圧を掛けているつもりは毛頭ないのだが 多分私のオーラが強すぎるのだと思う。(スピ系じゃないけど) オーラが見えるって言ってた友人のご主人に 「怒りの白熱が見えたことがある」 って言われたことあるし笑”

読書メモ34「シグルイ」

運が良かっただけで、私はそっちに踏み込んでいたのかもしれないと思うと
本当にこの手の話はぞっとしすぎるのだ。
もっとフィクションみがないと、ヒヤッとするものがあるな。

くわばらくわばら。
おしまい。


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林田りんだ
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