映画メモ98「ライド・オン」
ジャッキーである。
ジャッキーのためのジャッキーファンによるジャッキーの映画、みたいな。
スタントマンに捧げる映画だそうだけど
スタントマンがジャッキーに憧れてその業界に入ったと言っても疑わないよね。
いい感じにコメディ入って
いい感じに親子愛あって
師弟愛に動物愛に家族愛。
盛りだくさんだけど、ここまで盛り込まれると
逆にもう許せる。
ちょいちょい出てくるジャッキーの過去作品トリビュートや
そのまんま映像も、鬼のように出てくる。
というか中国映画界?の
「ジャッキー愛」
の映画。
ジャッキーはお子さんに何も遺さないんでしょ?
昔何かで見かけた気がするんだけど、
子に美田を遺すなってやつらしく。
文字通り「身体を張って」稼いだ金だもんね。
そこらのサラリーマンのおじさんたちが
「身体はってんだ」くらい言ったところで
子どもの小金を遺すのに汲々としてしまうのとは違うのだな。
血がつながっていても魂は別だからな。
最後のNG集はもう私の中では
寅さんと並ぶベタさで微笑ましい。
例えば退職するときに
こういうパワポとかで営業マンの一生、みたいなの見せられたら
(卒業式っぽいやつ)
こんな感じかもな。
原作愛あふれる作品にほっこりするタイプの人間なのだけど
これはジャッキー愛にあふれていて、心があったまったぜ。
おしまい。
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