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映画メモ75「セーヌ川の水面の下に」

まあ、サメ映画だ。
サメはかわいいので、怖い割に嫌いではなく
たまに見たりする。

英語タイトルは Under Paris
フランス語は Sous La Saine セーヌ川の下
・・・あれ?今年オリンピックあるの?
日本語のタイトルの方が原題に近い気がするけど
地下の水路がえらいこっちゃなのは
レ・ミゼラブルでもおなじみ。
パリの下って言っても確かに過言ではない。

そもそもこの映画、
「川にサメ?」
で見てみたんだけど、いやー面白かった。

あー!フランス語にたまに聞き取れる単語が!!
などの喜びもあったり。
On y va! (Let’s go!)
が本当に使われるんだね!とキャピキャピ(死語)。

Vous(丁寧なあなた)を
「tu(君、とか仲良くなった場合のあなた)でいいわ」
みたいに言うところも、
本場ではこのように使うのだね、など。

サメ事故でチームの人を亡くした人の…
という「あー、あれね」となるが
それだけではない。

環境保護を訴えるヤングな子たちがあんなこんな。
政治で金でオリンピックであんなこんな。
まあ、大体のところは既視感のあるストーリーだけど、
終わり方が好き。

茨城県の大洗水族館でサメのあれこれが展示してあったのを見て
なんかかわいいなあと思って数十年。
海で出会ったら泣いちゃうけど、水槽で眺めている分にはかわいい。
おくちがフハフハしてる感じとか。
そしてそのフハフハを裏切る歯。
卵が変な形なのも良い。

「ほら、怖くない」
と指を差し出したら食われたナウシカを見た気分。
いや、こええよ!

ずっと前に行ったうっすらしたパリじゃなくて
パリに行ってみたい。
今は少しフランス語も勉強してるし。

カタコンベツアーが2万って昨日チラッと見て
心が折れたけどな。
そもそも、そこに行くまででも無理かなあ。
子ども達がもう少ししっかりしてくれるまでは・・・
と言いつつ、単に私が自分の為に何かするのが苦手なせい。

人の為に何かできても、自分の為に何かするのは
なんか苦手。
とはいっても喜びはたくさんあって。

こないだ、車止めの柵かな?が折れて
根本だけが残っているところがあった。
そこに土が入り込んで、そして草が生えてた。
小さな植木鉢みたい。
かわいいなってフフフってなった。

そういう、ささやかな喜びを
毎日楽しんでる。
贅沢な世界かもしれないな。

足元にサメがうようよしていたとしても。

おしまい。


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林田りんだ
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