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子供の挑戦から学んだこと-県立高校入試を終えて

息子(3歳)は雪山へ
次女は高校入試でした。


「妥協するくらいなら冒険した方が良いよね」



志願変更という入試制度を利用せず
敢えて険しい道を選んだ娘との会話の中で
出てきた一言です

(志願変更とは: 志願後、志望校の倍率をみて、志願先の学校を変更できる制度⁡)


娘の志願先は
予想を遥かに超える倍率を叩き出しており、

驚嘆したのは親である私の方。

まずはいそいそと塾の先生との面談を申し込みました。

変更できる運命の期間は3日間。


安全策を講じて、第二希望のところへ変更するか、
はたまたこのまま第一希望にチャレンジするか。
心理戦です。


塾の先生からは、2日目までの推移をみて、これくらいまで下がったら変更しない、という数値を決めてみては。
と言われました。

模試成績は志願者の中で真ん中レベル。
だけどとにかく倍率が高すぎる!

そこで学校の担任の先生に電話。

あの....もしかしたら、このままいくと志願変更をするかもしれませんので、手続きを...


と、言いかけた瞬間
先生から

志願変更して落ちたら
その気持ちって一生残りませんか?

た、たしかに。。。

そしてこうも言われました


「お母さん、夏の三者面談で言ってましたよね
この子を信じてるので大丈夫だと。
きっと成績爆上げできる、と。
その心でいたら良いんじゃないですか?
それが今彼女に1番必要な言葉ですよ。」


まさに...
我に帰る言葉でした。


事の経緯を簡略化してお話すると

娘は、3歳の頃からピアノを本格的に続け、コンクール常連、音高音大へ進むものと、恩師をはじめ
誰もが思っていた矢先、

進路選択に迷いを感じている姿がありました。


もしかしたら、ピアノ以外の道もあるのかもしれない
今更降ろせない大きな荷物を背負わせているのかもしれない

彼女の本当にやりたいと思えることはなんだろう

そう思って
親子でたくさん話をする中で

自分はピアノは好きだけど
ピアノを1番に選んでいく人生は想像できない

だから勉強がしてみたいんだ
好きな英語を使って、海外で生活してみたい

という熱い想いを打ち明けてくれて

よし!じゃあやってみなさい!全力で応援するから!

という経緯で

中3の春休みから生まれて初めて学習塾に通いはじめました。

想いを明確にした娘の成長は著しく、夏までの成績推移は驚くべきペースで偏差値も上昇していき

これならいける!

という上昇気流の中での
三者面談だったので

私もとても気前が良かったのでしょう...
先生の前で、爆上がり、なんてワードを使ってしまったわけです。

しかしとにかく彼女の有言実行力には
周囲も驚くべきものがありました。

初めて受けた英検で二級にストレート合格できたり
偏差値もぐんぐん伸びていたりと

言ったことをきちんと行動にうつせていたので
きっと大丈夫、と心から信頼できたのです

ですがここにきて神奈川県の高校入試制度、
志願変更
という一大イベントを目の前にして

一喜一憂したのは親である私の方です....

友人にも相談しました。
そしたらまた目から鱗の一言

「変更して、実際テストめちゃくちゃできちゃったら、それはそれで変更する前の高校に未練もっちゃうよねー」と。

た、確かに!!!

自分ではわかってるつもりでも
第三者からの視点で言われると、ほんとにそうだな!
と思ってしまいます。

嗚呼、ブレない軸は
どこへやら。。。

そんなわけで
様々な方のお力添えがあって

なるべく娘には私の迷いを見せまいと

「大丈夫!きっといけるよ!」

と声をかけ続けていたら

冒頭に書いた言葉を
娘の方から言われたというオチです。

名言
「妥協するくらいなら冒険した方が良いよね」
by 娘



⁡かつて私も

あえてやめる、とか
このくらいにしておこう
とか
⁡ 

行動しなかったことや
妥協したことって

今でも
忘れないんですよ...


あの時チャレンジしてたら
今頃どうなってたかなぁ...

とかね。






私たちが得たい未来というのは
確実に
コンフォートゾーン(安心な領域)を
超えた先にあるんです


挑戦するには
そこを逸脱するのだから

怖くて不安で
勇気がいるのは
当然なんです



ピアノに明け暮れていた娘が
1年弱猛勉強して
驚くべき倍率の中挑んだ入試も


甘甘の母のいる
ポカポカ陽気の湘南から
マイナス5度の雪山で
合宿に挑む3歳息子も


確実にコンフォートゾーン超えてます



ひとまわりもふたまわりも成長して
帰ってくる事でしょう




そんな子供たちの背中を見ていると


現状に満足するなよ!!


と言われているよう...笑


大人ももっと冒険しなくては!と
奮い立つ日々です。



『現状維持は、衰退である』
by ウォルト・ディズニー



無事、怒涛の高校入試は終了しました。 
(まだ結果は出ていませんが)

チャレンジした娘の表情は、見たことないほど晴れやかで、ホッとしています。

親としては、もうそれだけで
100点満点!!!

心からそう思います。

あと残り少ない中学生活を楽しんで
仲間とたくさんの思い出を作ってほしいです


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