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テレビ取材を受けて考えたブランディングの自己防衛

数年前の話になるが、テレビ局の取材を受けたことがある。
当時活用していたレンタルサービスの使用者の声を聞きたいということで、レンタルサービスを通じて取材依頼があった。
夕方の情報番組の特集コーナーで流れるらしい。

私は名前(個人情報)を出さない前提で引き受けた。
その時の経験談と今思うことを綴ってみる。


レンタル子乗せ電動自転車の活用

当時、子乗せ電動自転車をレンタルしていた。
その番組ではちょっと変わったレンタルサービスについて特集しており、電動自転車もその対象になったのだろう。

私は当時、育児グッズの期間限定という性質と、大型のモノを捨てる際の手間、そして、試乗しても実際に保育園の送迎で使ってみないとわからないこともあると考え、検討していたモデルを購入前にレンタルすることを選んだ。

※しばらく試した結果、その後別のモデルを購入するという決断に至ったが。

テレビ番組の取材

全国ネットのテレビ番組に出るのは初めての経験だった。
とはいえ、情報番組の特集の一部の、放映にして1分に満たないくらいの尺だ。
若手のディレクターがカメラを持って1人で訪れ、質問に対して回答する様子や、実際に子供と一緒に自転車に乗る様子を撮影して帰った。

テレビに出るんだからいいでしょ、ということなのかわからないが、謝礼なども何もなく(レンタルサービス側からも)、どのように編集されたのかも一切わからぬまま放映日を迎えた。

当日はリアルタイムで楽しく視聴したが、コーナーの一コマなので十数秒で終わり、あっけなかったといえばあっけなかった。
事前に誰にも伝えてなかったからか、夕方の情報番組だからか、特に「たまたま観たら映ってて!」みたいな連絡もなく、私のテレビ出演体験は終わった。

自分のブランディングは自分で守る

取材時、ディレクターの質問には明らかな誘導意図があったし、それにかろうじて沿ったコメントのみが採用されていた。
編集後の映像を事前に見せてもらうこともなかったし、こんな風に扱われるんだなと大変勉強になった。

テレビに出る

全てはそれとトレードオフで、放映側の都合の良いように編集され、コンテンツとして雑に消費される。

リスクとリターンを考えると割に合わないな、というのが個人の率直な感想で、故に子供関係含めメディアに出ることに全く興味がなくなった。

そういう意味では今回の経験が大変良い学びになった。

以前、「女性キャリアの伸ばし方」というお題目でとある転職サイトの取材に会社から頼まれて応じたことがある。(名前は出さないという条件で)
この時もインタビュー記事を最終チェックさせてもらい、てにをは含め、微妙なニュアンスも赤を入れさせてもらった。
そのくらい、自分の顔と名前(今回は出さなかったけれど)と共にリリースされる文体やアウトプットには責任を持ちたいし、ブランディングを守りたいと思っている。

無名な私の守るべき矜持だ。

#ジブン株式会社マガジン
#テレビ取材
#テレビ出演
#ブランディング

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