やりたいことの優先順位を考える
デスクワークで仕事に没頭しすぎて、身体がカチコチに痛くなったので急遽マッサージに駆け込んだ。
今日担当してくれたのは、おしゃべりなオジサン。
家族や仕事の同僚やパートナー、子供関係(ママ友)。
どれも、気遣いゼロにはできず、薄い仮面を常に被っている。
その点マッサージのオジサンは気楽だ。
そのオジサンが言った。
子供が中学生になると部活で週末も長期休みも潰れるから旅行の予定もたてられないし、家族旅行行くなら今のうちだよと。
欲張りな私は最近仕事の評価を求めていることを自覚していた。
キャリアのアクセルを踏むタイミング、ギアを入れ替えてキャリアチェンジすることも含めぼんやりと頭の中にあった。
が、オジサンの話を聞いてハッキリわかった。
子供が小学校を卒業するまであとわずか数年。
コロナ禍で外出を制限された期間は本当に悔やまれる(戻ってこない)けれど、様々なコンテンツに触れ、知識を得始めている(知識を得ることに楽しさを感じている)今だからこそ行く甲斐がある場所がある。
行きたい場所に子供と旅に出よう。
高齢者になって高価なものを買うより(もとより興味がないが)、人生で1番若い今、経験にお金を費やしたい。
そして子育て後に友人と行く旅行もいいが、今のまだ幼さと大人びた姿が共存した子供達と一緒に旅がしたい。
10 年後の自分を想像して振り返って、
仕事で成果を挙げてトロフィーを得た自分より(お金はあるが体力と時間がないという、使う用途を失った死に金を得るより)、
貯金は減ったけど、記憶に残る思い出を作れた、
そんな10年がいい。
日々のタスクに追われていると、つい揺らぎがちな人生におけるタスクの優先度を、
はからずもマッサージをしてくれたオジサンに気付かされた。
ありがとう、カラオケで沢田研二とさだまさしと、酔ってきたらエレカシを歌うというオジサンよ。
あなたとの雑談は 9 割どうでもいいことだったけど(気楽に話せて楽しかったけど)、残りの 1 割で良い気づきをもらったよ。
神の手で揉みほぐされ、ガチガチに硬くなってた背中首腰が楽になり、ルーティーンから一歩抜け出して気づきを得たことで足取りも軽く帰宅した。
週末は旅行の予定をたてようぞ。
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