死後について子供と話す
7歳の息子が脈絡なくこんな話を始めた。
「おばあちゃんがなんで僕たちにお小遣いをくれるのかっていうと、早く死んじゃうからだよ」
無邪気に言う息子に(注: 息子はおばあちゃんが大好き。おばあちゃんからそれらしいことを言ったのかもしれない)、いやちょっと待て!となり、そんなこと言っちゃダメだ、そもそも死ぬ順番なんて決まってないんだ、ママが先に死ぬかもしれないし、〇〇(息子)だってよく周りを見ないで道路に飛び出したら車に轢かれて死んじゃう可能性もあるんだよと話した。
※焦って話したので良い話の展開だったかはわからない。
そしたら息子は続けて言った。
ママが死んだら、僕は大泣きする。お墓に小さく穴を開けてママ宛の手紙を入れに来るね。
お墓参りの時にお酒を持ってくるけど、他に何持ってきてほしい?
と内心思いつつ、
「〇〇(息子) が来てくれるだけで嬉しいよ。来た時にお墓の前で近況を話してくれたら嬉しいな」
と言い、
近況って?となったので、
「最近起こった出来事とか」
と話したら
「誰と結婚したとか?」
と返ってきて
「そうだね」となった。(呑み込みと展開が早いね😭)
そして、お話だけだと物足りなそうだったので、そしたらお酒はいらないからお花を持ってきて欲しいな、と伝えたら、聞きたいことは聞けたのか、息子は満足そうにこの話は終わりになった。
⭐︎⭐︎⭐︎
思わぬ息子の話につられ、死について少し考えた。
まず、我が子たちには私より先に死んでほしくない。これが子育てにおける子供への最大の望みだ。
そして、息子が話してくれる近況を、できれば、墓前ではなく、直接顔を突き合わせて聞きたい。
だから、話してくれる限りは、健康に生きていたい。
もっと欲張ったことを言うと、孫をただひたすら可愛がるじいじばあばの姿を見て、私もできれば孫を見たいなと思ったりするのだ。
ただ、そこまではさすがに先の話なので、ひとまず今は息子が成人になるまでは、健康を維持して息子の成長を見守り、一緒に時を過ごしたいと強く思う。
離陸時と着陸時はいつもドキドキする。
とはいえ、子供と離れている時に1人で死ぬわけにはいかんから(出張中)、頼むよと祈るような気持ちでいつつ。
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