年末と親族と距離感
年末年始や何かのタイミングで、親族で会う機会がある。
独身の間はなかった。子が産まれ、家族ができてから、家族同士で会ったり、じいじばあばとの関係性で付き合う機会が増えた。
親子や兄弟の関係性は複雑だ。
血縁関係があるために、他人だったら絶縁となっていることでも、そう簡単には割り切れなかったりする。
話せる話題もあるし、家族だからこそ話題に出しづらい話もある。
それは、他人と異なり、いざとなったら縁を切ればいいという一線に遠慮しているからだろう。
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親子では何度も喧嘩してきたが、私は今でも「あの時あんなこと言わなければよかった」という記憶が存在する。
今後悔して謝っても、当時傷付けたことをなかったことにはできない。
兄弟では、確か大学生か社会人になりたての時だろうか。両親もドン引きするくらいの酷い喧嘩をしたことがある。一緒に買い物に行くくらい仲良かったところ、なんかのキッカケで言い争いになり(それ自体は覚えていないが)、当時の自分にとって1番プライドを傷付けられたワードを言われた。諍いのキッカケは覚えていないのに、その言われた言葉と発言した時の場面は鮮明に覚えているのだ。
※別に今でも根に持っているとかではなく、ただなぜか覚えているというだけだが。
以来、あれを超える喧嘩はしていない。超える喧嘩をするとしたら、縁を切る時だろう。
お互い歳を重ね、お互いの家族を持った今、親戚同士の付き合いとして、表面上は温厚に、薄氷の上を踏むように探り探りの距離感で付き合っている。
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楽しい1日を過ごし、一緒に遊ぶ予定を話し、私は姉として無意識にいろいろと世話を焼く(というかこの場合、プロジェクトの計画とリード)ことを考えてしまうのだけれど、
解散して、突如急激な眠気に襲われ、あぁ気を張って疲れていたのかもなと初めて自覚した。
友人付き合いも親戚付き合いも難しいし、時に面倒でややこしい。
それでも孤独を恐れ、人との付き合いを求めてしまう自分もいる。