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君の名は (名前の由来)
少し前に小4 娘の 1/2 成人式があった。
その中の一環で、自分の名前の由来を親に聞いてきて発表する、というのがあり、クラス全員分のスライドを順に表示しながらそれぞれ発表するというものだった。
育休復帰前、0歳児のママ友関係では、お子さんの名前を聞いて由来も聞き、話すこともあったが、改めてこの話題に出されるのはだいぶ久し振りだ。
※というか、もしかしたら今回が最後の機会かもしれない。大人になってからの名付けの由来なんて、よっぽど変わった名前じゃない限りは聞いたりしないもの。
他の子の発表を聞いて、みんな立派な意味付けを持っているんだなぁと思ったのが率直な感想だ。
特に漢字の意味から考えられているのが多かった。
我が家は漢字の意味は後付けにも近く、どちらかというと音感を重視した。
※発表ではさすがに漢字の意味合いバージョンにした。外向けバージョンだ。
私にとっては名前は漢字ももちろん大事、それ以上にコミュニケーションとして呼び合う時の言いやすさ、呼びかけた時の幸せな気持ち、愛情が名前の音に乗るか、つまりは読み方としての音の響きに重きを置いていた気がする。
いくつか候補があったが、子の顔を見て、呼び掛けてしっくりくるか、何度も声に出しても言いづらさ等がなく温かい気持ちになるかが決め手だった。
1/2 成人式を迎えて、我が子に名前の由来を説明し、1番嬉しかったのは子自身が喜んでくれたことだ。
名付けは親からの最初のプレゼントで、基本的には変更できない故、プレッシャーも大きい。
出産直後の入院中、授乳で数時間置きに起きながら、その合間に名付けの分厚い本を深夜に見ていたら、看護師さんに「寝てくださいね」と言われた思い出がある。
自分の失敗は自分に還るだけだからいいけど、こと育児に関しては、子供に影響があるし、素人なのに急に育児の最終責任者になってしまうようで、夜も寝付けないほど不安だった。
君は今幸せだろうか。
朝が弱くて今朝も寝坊して大慌てで学校に連れてったほど頼りない母のもとに生まれたけれど。
君の名は。
たくさん考えて、私なりの愛情を全て詰め込んだんだ。
気に入ってくれて、楽しく幸せに生きてくれることを願っている。