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少しは休み方が上手くなった

少しは休み方が上手くなったな、と思う。
先月、「もうこんなんで仕事とか育児とかやっていけるんかな」とか思ったけれど、「辞める前に休めばいいんだ」ということを思い出せた。危ない危ない。

「辞める前に休む」「死ぬ前にバックレる」は人生の大事な大事な教訓である。ちなみに私の友人で、どうにも遅刻が直らずに、タクシーで出勤し続けた子がいる。それを初めて聞いたときはびっくりしたが、賢いなぁと思った。もちろん勤務地までの距離によるし、経済状況によっては難しいとは思うけれど、辞めて収入ゼロになるよりは「給与マイナスタクシー代」のほうが経済的な場合もある。タクシーを使ってとりあえずの生活を維持して、その間に遅刻の改善方法を考えればいいのではないか。

「とりあえずの一手」という考え方もとても大事だ。心身の不調になったりして、休暇をとったり、薬などで治療したりすることに抵抗感のある人は多いけど、「まず休んで、それが終わってから考えよう」とか、「対症療法の治療で落ち着いてから、根本的な解決策を考えよう」とかっていう、二段構えはとても大事だ。多くの場合、根本的な解決策には、時間も気力も体力も必要なので、最初から根本的な解決策を取れることのほうが少ないのだ。とりあえずの一手により、より根本的な解決策を取れる、と考えると良い。

案の定、話が逸れた。

先月は、かなりの時間仕事を休んだ。また別途書こうと思うのだけれど、子りす(子ども)の休園から始まり、あっちこっちの家庭の事情で物理的な稼働もめちゃくちゃあり、体力気力が削られて、気づけば胃がストライキを起こしていた。朝、気持ちが悪くて目が覚めるし、食べ物のにおいがするだけでも気持ち悪くなってしまい、おかゆやヨーグルトなどを食べてしのいでいたが、当然どんどん体重が落ちてしまった。先月おそるおそる体重を測ったら中学生の頃の体重しかなくて、慌てて、かかりつけ医に行き、以前、不調から回復した時と同じアミノ酸製剤(ESポリタミン)と、漢方薬をもらってきた。

体重も体力も落ちているので、熱中症もより一層恐ろしく、朝涼しい時間に出勤したり。ボスがOKをくれるのを言葉通りに全額で受け取り(感謝!!)、遅刻早退欠勤在宅勤務を使いまくり、急ぎの仕事のみやるみたいな日々を繰り返している。

最近の休み方はこうだ。胃腸に負担をかけないこと、急がないこと、を主目的としている。ちなみにこの前後は育児家事の時間で通常通り。


【午後休むパターンの場合】

・朝食前の胃薬や漢方薬を完璧なタイミングで飲む(あまりにもしんどくて、薬剤師さんに「この薬の、いっちばん効く飲み方は何ですか!?」って聞いてきた。「食事の30分前」がいいと聞いたので、試してみたら、この薬あんまり効かないじゃんって思っていた薬がめっちゃ効いた。なんでもプロに聞いてみるもんだ・・・)。普段は、ついつい子どもの支度やら予定によって適当になっているのだけれど、今はそこをきっちりすることが私の「休む」だと思っている。

・ストレッチをする。Youtube様様。
 たっかーさんオガトレさん前田祐樹さんなどの動画から、そのときの体調に合わせたものをやっている。

・朝ごはんをゆっくりテレビを見ながらよく噛んで食べる(私はテレビを見ながらとか、人と話しながら「なんとなーく」食べるほうが、食欲不振時には良いようだ)。

・場合により食休みを追加(少量の食事で胃がパンパンになるので、もう動けない・・・というときもある。そういうときは楽な姿勢でテレビやラジオを視聴するなどしている)。テレビの視聴時間が増え、見る番組がなくなってしまったので、今月は「アメトーークCLUB」に課金した。

・出勤or在宅勤務で、ホントに急ぎの仕事だけやる。

・昼食前にまた完璧なタイミングで薬を飲み、消化の良いもの、食べられそうなお惣菜を買って、帰っちゃう。

・またテレビを見ながらゆっくりよく噛んで昼食。

・食休みを取る。

・またストレッチ、昼寝(15分とか、椅子で)。ここでがっつり昼寝してしまうと、もう動けないくらいだるくなり、夕食準備や夜家事ができなくなるので耐える。ヨガニドラやマインドフルネスのYouTubeにも助けられている。

・おやつ(補食として。消化の良いものやタンパク質の入っているものを選ぶ)

・おやつが消化できたら先に自分の入浴を済ませる(そうすることで、夜のスケジュールにゆとりができて家族全員の早寝につながる)

※午後休ではなく在宅勤務の場合、昼寝の時間やおやつの時間を休憩で取らせてもらい、退勤時間を遅くして、そのぶん夕食を時短してお惣菜などを利用するなどしている。


すごい地味な刻み方というか、せこせこした休み方だと思うし、器用な方ならフルタイム勤務のままこの休み方を実践できるような気がするけど、不器用な私の現状はこんな感じ。

仕事でまとまった休みがもらえたとしても、育児は待ったなしだし(もちろん家族に助けてもらうとかも有りなんだけど)、例えばリトリート的な旅行に行ったとしても、私は楽しめそうにない。今色んなことをがんばっている子リスが大丈夫なのか不安になってしまうし、私も体力落ちているから、遠くに行ったり、出かけたりするのもしんどいし。近所でカフェ、とか、気晴らしに出かける、とかも、難しかった。そんな時期でもできたのが、この休み方だった。

おかげでだいぶ、食欲と消化能力は戻ってきていて、食事が苦痛ではなくなってきた!あとは体重増加と体力増加が待たれる。でも、一番大事な食欲が戻ってきたから、この調子で何とかなるかなぁと思っている。

苦手なことは若いころと変わらずにあるのだけれど、そして不調な時期も何度もやってくるのだけれど、だんだん、対処法が「こなれて」くる。経験値なのかな。「うーん、なんか、大人になったら全部解決!ってことはないけど、さすがにこなれてきたな」と思って、そのことが、ちょっと希望ではある。

子りすには、たくさんの道具や冒険の書みたいなものを残してやりたい。
とりあえずのこのnoteが、誰かの役に立ちますように。






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