おいしいから売れるのではない。 売れているのがおいしい料理だ。
このフレーズ知っていますか?
サイゼリヤの創業者。正垣泰彦さんの本のタイトルです。約10年前この言葉と、自分が初めて出会った時。最初は、
「え?俺は自分の料理。うまいと思ってるけど」
と思いました。いや、思ってしまいました。
(そんなに売れてなかったので)
でも、その最初に感じた気持ちとは裏腹に。その後、仕事していても、風呂に入っていても、どうしてもこのフレーズがずっと頭から離れなくなった。
なんとなく、図星をつかれている感覚。人は図星をつかれると反応的になる。
「なんか気になる。」
本を買いました。冒頭部分を読みました。やられた。
「俺、この本のもろターゲットだ」
冒頭の一節を読んだ時にそう思いました。正垣会長は、まさに僕みたいな駆け出しの飲食店経営者にこの本を書いていて、そして今、絵に描いたように、その思惑通りの反応をしてしまったことに気づきました。今まで本を読んで、最も、考え方を変えさせられた一冊かもしれません。
内容については、まだ読まれたことない方はぜひ読んでほしいんですが、
(絶対に損はしません)
冒頭の一節にこうありました。
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「自分の料理はうまい」と思ってはいけない。それこそが悲劇の始まりだと思っている。なぜなら、「自分の料理はうまい」と思ってしまったら、売れないのは「お客が悪い。景気が悪い。」と考えるしかなくなってしまうからだ。万物はより良い状態に向かって変化し続けている。だから我々も、より良い状態を目指し続けなければいけない。本書のタイトルにその思いを込めた。
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一度聞いたら、考えさせられるこの本の絶妙なタイトル。この冒頭の始まり方の文才。これが思い浮かぶ正垣会長のコピーライティング力。
それだけでもとんでもない人だこの人は。と思いました。それからというもの。強烈なファンになり、正垣会長が日経レストラン(現在は廃刊)に書いていたコラムを読みたいためだけに年間購読を申し込んだり、講演を聞きに行ったりして大変学ばせていただきました。ありがとうございます。
ということで、
今日は、定期的に読み返している当時のメモを読んでいたのでリマインドのためのアウトプットでした。
最後まで読んでくれた方ありがとうございました。
※ミルキーな。牛ハンバーグを崩して食べる究極のミートソースの写真。
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