むくみ どうしたらいいの?
こんにちは!パーソナルトレーナーの高畑です。
むくみを治したい!特に足のむくみが気になる!という方は少なくはないと思います。そこでそもそもむくみの原因は何なのか、また、どのように対処したらよいのかについてまとめていきます。
むくみのメカニズム
むくみとは、細胞と細胞の間に水分が溜まることを指しますが、血流が悪いと水分が溜まって発生する。
そもそもむくみはなぜ発生するのか。基本的にむくみは静脈側(心臓から送り出した血液が返ってくる側の血管)で発生しやすく、その理由としては心臓から送られてくる側の動脈では心臓の鼓動で血液が押し流されていて逆流することは少ないが、体の末端から折り返した静脈にはその機能がなく、逆流を防ぐための弁がある。だが、血液を送り返す機能は筋肉のミルキングアクションと呼ばれるポンプに依存する。そのため筋肉が動かないところ、血流があまり良くないところで浮腫みやすい。
むくみやすい箇所
よく浮腫む箇所の代表がふくらはぎや膝裏、瞼や頬、など末端に多い。特に足の方は座る時立つ時どちらも心臓から遠く、下にあるので、重力や血流的にむくみやすい。その為、筋肉のポンプで血流を送り返す事、重力の順序を変えてあげる事がたまにある事が好ましい。
むくみを解消するには?
前述したように血流を改善する事が大きく関わる。使っていないところを動かし、伸ばす。つまり、筋トレが良い。ただし、その浮腫のある組織がどこについているのか、どこで使われているかの把握が必要である。
例えば、ふくらはぎともも裏に浮腫がある時、つま先だちを繰り返すいわゆるカーブレイズというトレーニングが多く用いられるが、実はただカーフレイズをするだけでは血流のポンプがあまり強くない。カーフレイズで使われる筋とヒラメ筋と言う筋肉がついている場所がふくらはぎまでなので同時によくむくみやすい膝裏にもついている腓腹筋をトレーニングしてあげると良い。例としてスクワットとつま先立ちを掛け合わせると大腿骨(太ももの骨)についている腓腹筋が働き、ポンプ作用が高まる。
食事でアプローチするなら?
体内の水分量はナトリウムが水を含む濃度の差を用いて吸収して保つ浸透圧で調整される。むくみは水分が余計にたまり、排出して循環する流れがよくないことの表れである。水分はもちろん大事だが、塩分過多になると水分が吸収されすぎることで体の循環が悪くなる。塩分過多にならないようにバランスをとる栄養素がカリウムである。バナナや大豆に多いので、塩分の多い和食や現代の食事バランスに取り入れるべきものの一つである。同時に飲酒もむくみの要因の一つで血管が拡張し、静脈やリンパ管での水分の処理が追い付かずむくみが発生しやすい。浸透圧は腎臓で調節するため、過度なむくみには腎臓病も疑われている。そのため、腎機能の活性化や、カリウムの摂取などが推奨される。
最後に
ここにあるのは単なるむくみの対処法でしかないため、根本的に治すためには
1,病気ではないか ・・・病気の一部の症状としても発生する特に程度は異なれどおよそ過半数の人間が腎臓に疾患を抱えているといわれている。
2、普段の姿勢 ・・・立ったり座ったり下を向きながらデスクワークをしたりと原因はそんな日常だったりする。
3、運動習慣 ・・・血流を流して体の活性化、筋のポンプ作用を高めておくことが肝心
4,栄養の偏り ・・・ついついカリウムなどのミネラルやたんぱく質が不足しつつ、しょっぱいおいしいものばっかり食べてはいないか
むくみが気になると言う方はこれらの加戸から確認してみるとよいでしょう。