むすびつくば視察研修(オープンスクール) イベントレポート
こんにちは、むすびつくばライズ学園のスタッフHです。
今回は、8月19日に開催したむすびつくば視察研修の様子をお伝えします!
むすびつくばを協働で運営するウニベルシタスつくば代表の徳田太郎さんによるミニ・ファシリテーション講座も含めて、たっぷり4時間、ケースをもとに、話しあい、聞きあい、思いを共有しました。
イベント概要
1.イントロダクション
① なぜ、むすびつくば だったのか
② みんなちがってみんないい
ライズ学園の子ども達・ライズ学園で取り組んでいること
③ まなぶ・つながる・つくりだす
市民大学とリブラリウムで取り組んでいること
2.子どもたちが感じる困難やストレスを疑似体験・具体的な支援の手立て3.むすびつくば流 ミニ・ファシリテーション講座
4.ケースをもとに話しあい、聞きあい、わかちあい
5.クロージング
「むすびつくば」は、みんながふわっと「結びつく場 」
イントロダクションでは、むすびつくばを運営する リヴォルヴ学校教育研究所理事長の 小野村、ライズ学園代表 北村 と ウニベルシタスつくば代表幹事の 徳田太郎さん が
なぜ、むすびつくば だったのか?
何を大切にしているのか?
など、それぞれの団体のこれまでの歩みとともにご紹介しました。
学びを支えるために必要なこと
イントロダクションに続いて、大人になると忘れてしまいがちな子どもの視界や、書くことの困難を疑似体験しました。
ファシリテーションとは、支援する / 促進すること
休憩をはさんだ後は、むすびつくば流ミニ・ファシリテーション講座です。
講師のウニベルシタスつくば代表幹事である徳田太郎さんはファシリテーションを「支援する、促進すること」と話します。これはラテン語の「facilis(容易にする)」に由来するそうです。
ファシリテーションで大事なことは、話し合いの「コンテンツ」ではなく「プロセス」に着目することだと話していました。具体的に4つの働きかけを紹介していました。そのうちの「①話し合いを方向づける」は、ゴールと進め方を明確にして共有するというものです。
会議でよくある「〇〇について」という議題を「〇〇を▲▲にする」のように設定することで終了時にどうなっていればよいかを明確にすることが話し合いがうまくいくポイントだと説明してくれました。(残りの3つはぜひ、徳田さんの著書『ソーシャル・ファシリテーション「ともに社会をつくる関係」を育む技法』をお読みください!)
何が問題なのか?なぜ問題なのか?なにをすればよいか?
講座に続いて、講座で学んだファシリテーションを実践するケース検討(子どもの問題行動と考えられる要因や対処について話し合う)もありました。事例を参加者が自ら選びグループに分かれて話し合います。
わかったつもりにならないために、何が問題なのか?なぜ問題なのか?なにをすればよいか?を考えるアセスメントの重要性を確認してケース検討を行いました。
グループワークの後は、「コンテンツ(検討ケース)」、「(話し合いの)プロセス」のそれぞれをグループで振り返りました。
子どもの行動をよく見て考えるだけでなく、話し合いへの働きかけという視点でも振り返る、座学、実践、振り返りがセットになった濃い学びの時間でした!
参加のお礼
今回の視察研修はオンラインと現地のハイブリット開催の中、遠くから現地にご参加いただいた方もいらっしゃいました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
次回は、11月23日(土)にウニベルシタスつくばさんとの協働で予定しています。
ご参加お待ちしております!