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夏休み特別プログラム「マイクロプラスチックと地球環境」

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むすびつくばライズ学園「夏休みバージョン」期間中は、8つの特別講座を企画しています。
特別講座は、地域で活動している人たちをお招きして、色々な学びを提供いただいています。
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2024年7月30日

今日は、ロボットPepperくんとまっちゃん(松崎貴志さん)が来てくれる日。みんなで心待ちにしていました♪

Pepperくんが「むすびつくばライズ学園のみんな!」と呼びかけてくれました♥
それぞれの場所からPepper君とご対面

最初は、「川のごみ、海のごみ」について考えてみよう  のスライドをみながら、Pepperくんと一緒に川や海のごみにはどんなごみが多いかを学びました。
最近よく耳にするようになった″マイクロプラスチック”について、Pepperくんが話をしてくれました。鳥や魚のお腹の中に、たくさんのプラスチックごみが入ってしまうのは、目を背けたくなるような悲しい現実ですが、子どもたちは皆よくスライドを見て聞いていました。

次に、松崎さんが用意してくださった本物の海の砂の中から、マイクロプラスチックを採取してみるワーク。

大洗海岸、富山、石川の海岸の砂を手にしました。
富山や石川には、潮の流れで、マイクロプラスチックが集まりやすくなってしまっているそう。砂の様子もだいぶ違うんです。
これらの砂の中から、宝探しをするように、丁寧にじっくりと、マイクロプラスチックの破片を見つけていきました。

深いところから掘ってみよう
あめ玉のようなプラスチックも発見

農業で使う化学肥料を中に入れたプラスチックカプセルが大量に海に流れていることを、松崎さんが見せて教えてくれました。
子どもたちからは、「プラスチックじゃなくて、自然に分解されるカプセルにすればいいのに」との声も。
値段が高くなってしまうなど、いろんな理由があって、このプラスチックカプセルが大量に生産・消費されているのかもしれないですね。

採取ワークの後半からは、再びPepperくんが登場して、いろいろなクイズを出してくれました。

「川のごみ、海のごみのちがいって何だろう?」の質問のときには、子どもから「川のごみのほうがでかい。上流だから。」との答えが。海の砂の中の小さなプラスチックを採取しながら、これが海まで流れてきた過程をイメージしていたんだなぁと思いました。ペットボトルなど、私たちの生活に関連したプラスチック製品が、川から海に流れています。

「ペットボトルが溶けたりしてなくなるまで、何年かかると思う?」の質問では、子どもから「37世紀かかる!」との回答。正解は「450年」だそうで、これでも十分に長すぎる年月です。「自分も死んじゃう。何世代も超えないとなくならないじゃん」と言う子に、みんなで頷きました。

毎日の生活の中で、ペットボトルを手にしないことはありません。
授業が終わった後、子どもたちとどうしたらゴミが増えないのか、ゴミが出た時には、どう捨てたら良いかを考えました。

ワーク終了後は、Pepperくんに興味津々で関わる子どもたち。

心臓のところに電源ボタンがあるぞ!
会話が通じてる気がする!

なんと夏休みの間、Pepperくんをむすびつくばライズ学園でお預かりできることになりました。 お昼は休ませてあげて、午後は必要な時だけ活躍してもらってと、子どもたちはPepperくんの体調管理にも気を配っていました。

松崎さん、ありがとうございました!また次の授業を楽しみにしています。

オープンスクール(視察研修会)へのご案内

むすびつくばライズ学園では、定期的にオープンスクールを開催しています。子どもの支援に携わっている方、これから関わる方、教育委員会担当者の方を対象に日々の実践や大切にしていることをお伝えしています。※子どもたちの様子を見ていただく機会ではありません。
直近では8月19日、夏休みスペシャルバージョン、視察研修としてのオープンスクール開催を予定しています。むすびつくばを協働で運営する ウニベルシタスつくば の代表で、『ソーシャル・ファシリテーション「ともに社会をつくる関係」を育む技法』の著者 徳田太郎さん によるミニ・ファシリテーション講座 も含めて、たっぷり4時間、ケースをもとに、話しあい、聞きあい、思いを共有する時間をもうけます。
記事を読んで、ここが気になる!という方はぜひお越しください。
お申し込み・詳細は下記からご覧ください。


NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所では、個性豊かな子どもたちの心に寄り添い、育ち・学びを支えるために、目的に賛同しご協力いただける方を広く募集しています!