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WhiteNOise #14

君たちに手品を見せてあげよう。

そう言い手品師は、マントを翻した。

彼の手の上にあったのは、小さな金魚鉢。

そして揺らぐ水面の下にいたのは、夜の海岸線を歩く

影を亡くした男と片目を失った手品師だった。

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