加害者の「良いところ」に惑わされないために
こんにちは。
カウンセラーの幸村です。
モラハラ・DV被害者の方とお話していると、
パートナーとの生活が辛い
と訴えつつ、
同時にパートナーを庇ったり、
良いところも強調する人がいます。
そして時には、
その良い部分に気持ちが引っ張られ、
モラハラから離れられない人もいます。
もともとは、その良いところに惹かれて
一緒になったのだから
当然です。
それに人間って、自分が関わったものは
特別に感じるものなんです。
自分の家族、学校、会社、友人・・・
ましてや彼氏や夫なんて、自分が選んだのだから
なおさらです。
加えて、モラハラ生活では、
相手の価値基準に合わせざるを得ない。
相手に都合の良い基準で、
それに反することをすると、
あなたが悪い、と思わされます。
その理屈を紐解いて議論するには
何重ものハードルがあるため、
「彼(彼女)も仕事が大変だから」
「子供たちにはいい父親(母親)だから」
「私も100%正しいわけじゃないから」
と自分が我慢することを正当化して
自分を納得させた方が
実はおさまりがいいのです。
相手の良い部分を尊重することは
悪いことではありません。
しかし、あなたを傷つける相手に対しては、
「相手がどうか」
ではなく、
「自分にとってどうか」
で、考えてみてくださいね。
あなたにとって大切なこと、
望む生活、譲れないものは何ですか?
心の平静。
責められない生活。
自分の健康。
子供の安全。
どれも人として望んで当たり前のものです。
あなたのワガママでも贅沢でもありません。
今のパートナーは、
それをあなたに与えてくれますか?
一緒にいて実現できますか?
考えがまとまらない時、
どうすべきか判断できない時、
お話に来てくださいね。
重い蓋で押し込めている
あなたの心の叫びが何と言っているのか、
カウンセリングでお聞きして
気持ちの整理のお手伝いをします。
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