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殺陣教室の選び方

殺陣教室の種類とは

殺陣教室を選ぶ時は、通いやすい場所や時間で選ぶ方が多いと思います。
それが大前提ではありますが、他にも注目すべき点がいくつかあるので、今回はその注目点を書いていこうと思います。


1.通いやすい場所、時間

まずはこの2点が一番重要ですね。
何曜日の何時に教室が開催されているのかを確認して、家から、仕事場からどれくらいの時間がかかるのかを調べます。

基本的に道具(木刀や竹光)は教室にありますが、プロを目指すなら自分用の物を早めに買うことをオススメします。

プロになっても稽古は必ずあります。
人に借りるのはプロ意識が低いと捉えられます。
それよりも、自分が振りやすい重さや、握りやすい太さはすぐに見つかる物ではありません。
むしろ、同じ物を使い続けて自分が刀に合わせていく感じです。
木刀も消耗品なので欠けたりヒビが入ったり折れたりすると交換しないと危険です。
2本は使い慣れた木刀を作っておくことをオススメします。

話が脱線しましたが、こうして荷物が増えていきます。
木刀も種類があるし、竹光を所有する事もあります。
なので、出来るだけ移動距離は短い稽古場を探してみましょう。


2.開催している団体

ここが第二の選択ポイントです。
殺陣教室は色んな人が開催しています。
小劇団から芸能事務所、フリーランスになった個人など、検索すると何がいいのかさっぱりです。

ひとつひとつ名前を挙げるとキリがないので、もしこの殺陣教室の講師はどんなタイプの殺陣なの?と聞きたい方はコメントしてください。
分かる範囲でお伝えします。

殺陣教室の名前を言っただけでなぜ分かるの?って思いましたか?
以前にも書きましたが、この世界は狭いんです。
知ってる人が開催している教室は山ほどありますし、知らない人でも来歴や年齢などを見るとどこで殺陣を学んだのか分かります。
逆に来歴があまり書かれていない人は独学流かもしれません。


3.自分が何を目的としているのか

さて、色んな人が殺陣教室をしているので、自分にはどんな教室が良いのか迷いますよね。

そこで、自分のなりたい忍者像が役に立ちます。

実践的で古くからの忍者らしい動きを求めるのか、現代的なアクロバットや、さりげなく刀をクルッと回したりするなどの派手目な忍者を求めるのか。

これは好みであり、どっちが有利とかはありません。
どちらかに絞ったからと言って、今後の仕事量に影響するという事もほぼありません。

「ほぼ」というのは、自分がこれは違うと思う忍者像もあるので、そういう現場も多少は出て来ます。
なので、忍者としての募集だけど自分がやりたい忍者じゃないと諦めていると仕事量に影響してきます。

では、どこを見て自分の忍者像の選択が出来るのか。
これは講師の経歴を見るしかありません。

種類としては、
・NHKなどのザ・時代劇と呼ばれる侍寄りの殺陣
・時代村などのJACメインの実践的な忍者寄りの殺陣
・劇団⭐︎新感線などの大きな舞台で派手に立ち回る殺陣

こんな感じです。

講師がどこ出身かで大体分かりますが、ほとんどが時代村出身だと思います。
基本的に時代村を辞めて劇団や事務所を立ち上げているので。

そして、時代村を辞めてからの活動が、自分たちの劇団公演メインなのか、他の劇団の公演に出演しているのかで分かれてきます。

自分たちの劇団公演メインの場合は主に時代村の殺陣を継続しています。
つまり、忍者寄りの殺陣。

他の劇団公演に出ている場合は新感線のような派手な殺陣をメインにしている事があります。
アクロバットや刀を大きく振ったり軽快に回したりする殺陣。

NHKの様なザ・時代劇を求める場合は、東映剣会の殺陣教室などがあります。
こちらは侍寄りの殺陣。
東映の俳優陣が講師として教えてくれる場所です。

どんなタイプの忍者になりたいのか。
それがしっかりイメージ出来れば選択肢がギュッと絞れます。


まとめ

いかがでしたか?
一度通い始めると、他の教室と併用する方もいれば、一カ所で極める方もいます。
それは、自分が何を目的として殺陣教室に通うのかという点で分かれてきます。
まずは体験に行くのが一番ですが、教室選びの参考になれば幸いです。

気になる教室があればコメントで教えてくださいね。

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