忍者になる費用はどれくらい?
かかる費用はどれくらいなの?
忍者になる(忍者としてご飯を食べていける)までにかかる費用はどれくらいなのか。
一概に言えませんが、私はどれくらいの費用がかかったのかを振り返りながら見ていきたいと思います。
1.殺陣教室に通う
これが一番かかりますよね。
大体、教室に一回参加するのに3,000円ほどかかります。
週1なら月12,000円って感じですね。
毎回支払うところもあれば、月謝制、回数券など、色んな支払い方法があると思うので、参加する教室のホームページなどをしっかり確認してください。
ちなみに、私は週2回通ってました。
2.研修生になったら
研修生になったら、別の意味で色々お金がかかります。
研修生は所属団体の教室は基本的に受け放題です。
ただし、研修生としての月謝があります。
無いところもあるかもしれないですが、基本あると思った方が良いでしょうね。
私が所属していた場所は、18,000円くらいだったと思います。
週2の稽古代よりお安いですね。
全クラス参加出来たので、アクションや演技レッスンなど、殺陣以外の教室も積極的に参加していました。
これが研修生としての特権ですね。
あとは、研修生だけではないですが、こういうお仕事をする際には必要最低限のメイク道具や衣装の下に着る物や地下足袋などの消耗品の出費が重なります。
3.所属メンバーになると
収入割合が増えるとはいえ、必ずしもプラスとは限りません
交通費が出るところはいいですが、現場によっては出演料に交通費込みなどもあるので、遠い現場はマイナスになりかねません。
一緒に同じ現場に行く仲間が居れば、車の乗り合わせで交通費を削減したりする事もあります。
初めの頃は定期的な現場ではなく、単発の現場ばかりで月に3万くらい入って来るかな?って感じですね。
常設ステージなどの現場に入れれば、月10〜15万くらいは見込めると思います。
後は舞台公演などがあれば、15枚目以降は全額キャッシュバックなどで、チケットを売れば収入が増えるなど、人脈のある人とない人の差が開きます。
4.独立、フリーランスになると
ここは大一番ですね。自分への投資をするかどうかです。
自分で自分の価値を決めないといけないので、出演依頼が来た時に、出演料はいくらで、プラス交通費になる事を伝えなければいけません。
これは自分で提示する事もありますが、基本的には相手から提示されます。
舞台公演をするには予算があるので、呼べる人数も限られます。
予算が多ければ好きな人を好きなだけ呼べますが、少ない予算だと兼任も頭に入れて考えます。
例えば、この人は殺陣もつけてくれるから出演兼殺陣師で呼ぼう。とか、この人は音響照明も作れるから、出演者で音響照明を持ち回りで行こう。など。
提示された金額が高いのか安いのか丁度いいのかを考える時には、時給換算をしてみてください。
舞台公演や稽古はもちろん、会場設営も含まれているのかなど。
それで拘束時間を割り出して時給にした時、時給で1,000円を切っていたらかなり安いです。
殺陣は危険なお仕事なので、危険手当も含めると時給で2,000円くらいあるとしっかり考えてくれているなと思う金額です。
とはいえ、これはあくまで個人的な感覚なので、付き合いのある人だと格安で出演するよ!と言ってくれる人もいます。
こちらも、「今回は友情出演で良いよ」と主催者側の負担を減らしてあげる一言をかける事もあります。
あとは、講師をする際には生徒さんからいくらもらうかを考える必要があります。
これも、使用する会場費や必要道具を揃えるなどの費用を引いて、何時間教えるのか、それに対する人数を掛け合わせて利益を考えないといけません。
なので、自分で準備する範囲はどこまでにするのかを考える必要も出てきます。
・木刀は貸し出す程の数を持っているのか
・着物や袴を着たいというニーズに応えるのか
・個人スタジオを持つのかレンタルスタジオにするのか
・倉庫を借りるのか家で保管できるのか
など、教室を開催するにしても回数によっては持っていた方が最終的には安上がりになるなどの自分への投資をする事も必要になってきます。
以上のことから、フリーランスは自分で仕事を探さないといけないので、単発現場ばかりだとかなり厳しいです。
なので、定期的にステージに参加できる仕組みを自分で構築していく事が必要になってきます。
例えば、5月のGWや7〜8月の夏休み期間は常設ステージの時代村やテーマパークに助っ人で出演して、助っ人はあまり必要ない閑散期などは自分で公演をしたり、知り合いの公演に出演したり、単発現場をするなど。
そして、定期的に教室を開催する事で、講師としての実績も積んで、出演以外にもお仕事を得るという感じですね。
まとめ
大まかな費用ですが、やはりいつでも費用はかかります。
とはいえ、これは忍者関係なく、どの仕事も同じ事の様に感じます。
あとは自分が本当にしたい仕事かどうかの問題であると思うので、参考にしてみて下さい。