📚2023.12 心技体を本当の意味で体現している真の王者「仙台育英」#36

仙台育英日本一からの招待（須江航　光KANZEN）

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📚𝒃𝒐𝒐𝒌 𝒓𝒆𝒗𝒊𝒆𝒘⠀
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"日本一からの招待を果たすために仙台育英が取り組み続けていること"⠀
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目標から招かれるほどに、それぞれの本質を追求する。技術だけでは足りず、心だけでは足りず。心技体すべての条件を満たせたとき、100年以上閉ざされた扉を開けて、東北地方初の日本一へ招かれる。すべての面において、その立場にふさわしい有様でなければならない。⠀
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高校野球に特別興味があるわけではないし、でも野球が嫌いなわけでもない。そんな私が、2022年夏、たまたまテレビを点けた時に甲子園優勝インタビューが中継されていた。⠀
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”青春ってものすごく密なので”⠀
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胸を打つこのフレーズに心打たれた。⠀
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”そういう目標になるチームがあったから、どんなときもあきらめないで、暗い中でも走っていけたので、本当にすべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、ぼくたちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います”⠀
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コロナという未知の感染症に苦しめられたうえでの甲子園。どれだけの我慢と苦しみがあったんだろうと思う。それなのに、この言葉がでるって一体どんな人なんだろう。
仙台育英、そして須江監督にとても興味が湧いて、この本を購入してみた。

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本を読んで率直に感じたこと。
それは、「心技体」が本当の意味で完全に完璧に体現したもの、組織にのみ勝利がある、ということ。
須江監督の指導方針は、私が個人的にファンである、フィギュアスケートの羽生結弦（選手）スケーターの以前のコーチ、ブライアン・オーサーの方針と酷似していたからだ。⠀
結弦くんも、その競技に臨む姿勢、行動、言動、態度、そして成績。すべてが一貫しており、洗練されて美しく、感謝や愛に溢れている。
オーサーコーチの本を読んで、当時深く感銘を受け、
スポーツに疎く、まだまだ根性論も多いんだろう、とたかをくくっていた私にとって、当時その考え方は衝撃的だった。⠀

仙台育英もまた、それを真に体現している組織なんだと思う。⠀
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よく、部活動で「心技体」の横断幕を掲げスローガンに選ばれるけれど、本気で、本当にこれを体現できるものは一握りだと感じた。そもそも真に理解すること、理解するための伝え方もかなり難しいと思う。⠀
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”下級生に対するプレゼンを終えた翌日から「伝承試合」と名付けた紅白戦を行いました。味方同士の戦いであるため、そこだけを切り取ればただの「紅白戦」に過ぎませが、「伝承試合」と位置づけることによって、試合の重みが間違いなく増します。私は、チームのスローガンやモットーを言葉にすることにこだわりがあり、「言葉によってチームの方向性が決まる」と思っています。それぐらい、言葉は大事なもの。”⠀
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須江監督はそのために、「言葉」を効果的に使っていた。企業ではよくやる方法だが、若干10代の部活動でもこれを徹底していること。部員もそれを深く理解できていること。本当に素晴らしいと感じた。⠀
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仙台育英のキャッチコピー”日本一からの招待”も、日本一になる。日本一を獲る。ではなく、⠀
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”日本一から招待される”⠀
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言葉1つとっても、仙台育英が日本一に向かうその姿勢がよく分かる。⠀
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苦しいことも多いと思う。本に書かれているようないいことばかりではないと思う。ただ、自分がもし親だったら、須江監督のような先生のもとで学び、育てていただきたいなと素直に思う。来年もぜひ、仙台育英を応援していきたい。⠀
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