救われたいのは私だった
高校1年かそのくらいの時から
私の体は「使えるけど不良品」みたいな状態だ。
「鉄欠乏性貧血」
それが今の私の体の状態の名前。
どうやら私の体には
鉄がほんの少し足りていないらしい。
・動悸や息切れ
・めまい、立ちくらみ
・耳鳴り
・疲れやすい
・頭が重い
・集中力の低下
・爪が割れやすい
・髪が細くて切れやすい
・肌のかさつき
・口の周りが荒れる
・無性に氷を食べたくなる
ネットにも出ている症状のなかで
私にも当てはまるのはこんな感じ。
それ加えて同じくらいの時期から
私は低体温でもある。
平熱は35度台だし、
常に眠気に襲われていて、
寝ても寝ても眠い。その割に夜は眠れない。
日常生活に支障をきたす訳じゃないから
私はこれらの事を家族以外に言っていない。
周りの人と同じように過ごしている。
大学の一限の授業は
死ぬ気で起きて6:30の電車に乗って
眠気と頭痛と戦いながらフラフラと学校に向かい、
教室に入ったら笑顔で挨拶する。
長時間かつ夜遅くまである塾でのバイトは
正直すごく疲れるし、
めまいや立ちくらみに襲われることもあるけど
自分の体がどうこうというより
周りの仲間や、生徒が大事すぎて
ついつい張り切って他の人より多く働いてしまう。
でもその裏で、
私は一日に24錠の薬を飲まなきゃいけない
生活をしている。
症状に関しては、我慢できるレベルなので
つらいと思うことはあまりない。
というか自分の中ではこれが普通なので
何もない人はどのような感じなのか分からない。
つらいのは心の方。
かれこれ3、4年は色々試行錯誤しながら
薬を飲み続けているのに大きな改善が見られない。
治るのには時間がかかるよ、と言われているが
それにしても進捗がないと
「一体いつになったら私は普通になれるんだろう」
とばかり考える日々が続く。
もうひとつつらいのが、
自分の中の深刻さと母の中の深刻さが
一致しないこと。
母は心配故なのか、
私の体を過剰に気遣う。
それが過剰すぎて、
私はその気遣いを「嫌だ」と
思ってしまう時がある。
例えば昨年、
私が受験生だったこともあってか、
母が栄養に関して
色々なサイトや本を読み漁るようになった。
何にでも「栄養のため」という理由がついて
様々なものが食卓にだされ、
食べる量が増えてしまい、
体重が増えてしまったりもした。
大学生という一番自由な時に
私の髪が黒い理由もここにある。
母は私が髪を染めることを
断固として拒否している。
(薬の服用期間的にあと少しで了承が出そうなのだが)
私も年頃の女の子なので、
髪を染めたいと言う思いは強くあって、
何度も理由をつけて「髪を染めたい」と
言ってみたことがあったが、
何度言っても怒られるだけだった。
(追記:7月くらいに染めた)
自分の体のこととはいえ、
未だに自分の中で何が起きているのか
自覚しきれない私には
ただ食事や身なりに制限が
かかっているようにしか思えなくて、
優しさが苦痛になってしまう。
そもそも今私の体に異常がある原因はストレスだと
お医者さんは踏んでいる。
ストレスの原因は、
一人っ子故に全部の愛も期待も
私に降りかかる家庭なのか、
部活やバイトなどを詰め込みすぎて
背負い込んだり忙しくしてしまう自分なのか。
さすがに症状に改善が見られなすぎて
1週間から2週間程度バイトの休みをもらおうかと
考えてみたことは何度もある。
しかし、私が休むことでできる穴のこと
しばらく大好きな人達に会えないことを考えると
その決断はできなくて、
結局いつもの忙しさを保ったまま
ここまできている。
何をどうしたらいいか分からず、
効いているのかも分からない
大量の薬を飲む日々が続いていく。
将来の夢や自分の思っていることを
つらつらと書きなぐっていた今までのnoteで
さんざん「誰かを救いたい」と
それがまるで自分の使命であるかのように
書いてきた私だったが、
もしかしたら一番救いたいのは
自分なのかもしれない。
はやくここから救い出して。
気づかないうちに
「誰かを」の「誰か」が自分になっていたのかも。
自分を守るために言葉を書き続ける日々。
それがたまたま自分以外の誰かにも
響いたらいいな、的な感じなのかもしれない。
でも、誰かを救うことが出来たのなら
その出来事が私を救うのかもしれない。
「かもしれない」だらけの
何も分かってない自分。
みんなより少しスローペースだけど
自分の心と体のこと分かっていかなきゃな。
今日はこの辺で。
草々。