ひとり社長の稼ぎ方・仕事のやり方
個人事業主として独立して早10ヶ月。
準備0で独立した割にはよく生き延びていると思うが、
法人化も視野に入れ始めた最近出会ったのが
「ひとり社長の稼ぎ方・仕事のやり方」
著者の一圓 克彦さんは
元々は300名の従業員を雇用し
年商100億円規模の企業経営を行っていたが、
現在は「ひとり社長」として事業を行われているそう。
生粋のビジネス好きの著者による
仕事のヒントが詰め込まれた一冊を今日は紹介したい。
1) フリーランスとひとり社長の違い
2) ビジネスに「初心者」も「ベテラン」もない
3) 売りたい商品ではなく売れる商品
4) 売上=客数ではない
5) 人は「楽しい」に集まり「役に立つ」に投資する
6) ビジネスは次のビジネスユーズを顕在化させるために行う
1) フリーランスとひとり社長の違い
そもそも両者の違いはなんだろうか?
著者によると
フリーランス=プレーヤー
ひとり社長=プロデューザー
単なる請負ではなく、
ビジネスモデルを稼働できるのがひとり社長とのこと。
2) ビジネスに「初心者」も「ベテラン」もない
これは会社員でも、個人でも肝に命じておくべきこと。
準備0で独立した私は、訳もわからないまま
自分で自分を売り込むことからスタートした。
その時に心に決めていたのが
「報酬以上の価値を提供する」
ということ。
企業が雇いたいのはプロフェッショナル。
独立したばかりかどうかは関係ないのである。
3) 売りたい商品ではなく売れる商品
私が仕事を探す時に意識していたのは
「相手の課題を探し、
そこに自分のスキルと知識を当てはめる」
ということ。
ニーズがあるところに売り込むのが
近道であるのは自明の理であるが
意外と意識していない人が多い。
4) 売上=客数ではない
私はこれに気づくまでに半年ほどかかった。
今まで営業をしたこともないわけで、
とにかくクライアントを増やそう!
と思っていたのである。
でもこれでは自分の労働時間が増えるばかりで
独立した理由の1つでもある自由度が減ってしまう。
そこで「自分の単価を上げる」意識を持ち、
どんなサービスなら単価を上げても
需要があるか考えるようになった。
5) 人は「楽しい」に集まり「役に立つ」に投資する
日用品や食費など「生活必需品」は
「安ければ安いほど助かる」と思ってしまうのが人の心理。
私が長年携わっているエンタメは、無くてもいいもの。
でもあると人生が格段に豊かになるものだ。
支出ではなく「投資」対象になる商品を作る
この考えは自分がお金を使う際にも意識したいポイントである。
6) ビジネスは次のビジネスユーズを顕在化させるために行う
これが私に最も足りない考え方かもしれない。
「今あるビジネスは次のビジネスのネタ・見込み客探し」
こう考えると何事もビジネスアイディアを得るための
リサーチとも思えてくる。
もちろん元々起業家タイプではない私には
容易なことではないが、
この意識が確実に自分を成長させると思う。
・いつか自分でビジネスをしたい人
・会社員としての自分の価値を高めたい人
にはぜひ読んでいただきたい一冊。