家族になろうよ?
福山雅治の「家族になろうよ」が聞こえる。
彼と私が、ほんの少し、素直になって、お互いに素を見せた、その日。
家に帰ってから、彼からずっとこの歌が、伝わって、くる。
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一緒にいたい、のは本当で
誰より大事、って思っちゃうのも本当で
一緒にいられるなら何にもいらない、っておよそ40、50の分別盛りとは思えないようなことを考えたりもして
何なら駆け落ちしたっていい、知らない土地でもお互いに何かしらは働いていけるだろうし、なんてことまで本気で考えたり
心の中ではそんなだけど、でも、いざ目の前の現実を見れば、お互いにそんなことはおくびにも出せないような状況だった。
子育てなり介護なり、家庭を維持するために日々仕事をして、手を動かして、頑張り続けなきゃ、って彼はそう思っていたし、私もまた、似たようなものだった。
だから、家庭を投げ捨てて、みたいなことは、私たちには、できなかった。現実問題として。
やらなきゃいけないこと、がお互いにあった。し、これからも、ある。
だから、つらくなる。
どうしていいか分かんなく、なる。
だから。
今すぐでなくてもいつか家族になりたい
彼の、そういう思いをキャッチできたのは私にとっては、幸せなことだった。
50になっても60になっても一緒にいてくれる?って聞いてくるから、私もう50なってる、って言って私は笑う。
そんなふうに、いつかね、って思い合って、そうして幸せに浸れた時期を越えて、私たちは今、違うフェーズに行こうとしている。
ほんの少し、関係を動かそうと、している。
それは、当然怖さもあって、ここ最近、私はいろんなことにも向き合ってやっぱりいっぱい泣いてて、でも、そんな中からみえてきたものがあった。
自分はどんな人間でありたいか、ということ。
愛とリスペクトをもって、人と接していける人間でありたい、と思えた。
だから、愛とリスペクトをもって、私は今、目の前の家族や、年老いた母親と、接する。
彼が、そんな人格で、そんなふうに、彼の家族や親御さんと接していたら、それは私は嬉しい。
愛とリスペクトをもって、人と接することができる人間。
私たちは、そういう人格になった上で、二人、家族となる、のはとてもよい気がする。
愛とリスペクトを基盤として、私たちは関わり合う、愛し合う。
二人、家族となった後でも、それぞれの元家族に何か必要があれば、やっぱり愛とリスペクトをもって助力する、そうやって、みんなで関わり合う、愛し合う。
それは、とっても素敵な未来だ。
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