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ツインレイ〜彼と暮らす?

私を守護してくれる中には、せっかちな存在が、いる。

そうして、その存在は、私が彼と出会って一年もしないうちに、まだ告白とかも何もしてない時に、
『彼と暮らした時にはね~』って私に教えてきてくれた。

フライングも甚だしい。

だから、私の中で、現実味は何もなくても、つまり頭で考えたらそんなことあるわけない、と思うに違いないような現実であっても、でも、いつかは一緒に暮らしているのかもしれない、と思ったりする。


それを告げられた時、私は台所で食事を作りながら、お金のことを考えていた。

離婚したとして。今の私のパート代だけでは足りるはずもなくて、だからあといくらくらいは稼げるように、とか、今の預金額とか、月々のあれやこれやとかについて。

その時に、言われた。
『彼と暮らした時にはね、お金の心配はいらないから』
『だから彼を信じていて』

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それから、二年経つ。

私たちは一緒に暮らすどころか、やっぱりまだ告白もちゃんとしてないし、プラトニックなままだ。

そして、私の収入が増えたり、彼の仕事が一気に上り調子になったり、といったことは、何もない。

どこをどう見れば、何をどうすれば、二人で暮らした時に、お金の心配をしなくて済むようになるのか皆目見当もつかない。

いや、そもそも一緒に暮らす日が来る気配すら、ない。


でも、私の心の中は決まってる。

離婚に向けて動き出す。下の子がいくつになったら、を目安に私は一人暮らしを始める。

彼の心の中も多分、決まってる。

子供が小さい分、少し遅れるかもだけど、やっぱり離婚して、私と一緒に生きてゆく。

どれだけ彼が慰謝料なり養育料なり払い続けるとしても、私たちは、ゼロから、ううん、マイナスからだってスタートできる。

だって、一緒にいられたら何にもいらない、ってバカみたいにお互い思ってるんだもん。

一緒にやっていけばいいだけだもん。


せっかちな守護の存在が教えてくれた、お金の心配はいらないからね、っていうのは、現実に多くのお金が手に入る、というよりも、一緒に暮らすほどの覚悟をお互いが決める頃には、お金の問題なんて取るに足りないことになっている、つまり、覚悟さえ決めて実行に移せば、あとはなんとでもなるもんだよ、って教えてくれていたのかもしれない。



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