ツインレイ鑑定記①
ツインレイ鑑定を初めて受けたのは、ちょうど一年ほど前のことだった。
ツインレイ、という言葉自体はその半年前に初めて知った。
彼のことがとにかく頭から離れなかった私は、ツインレイ、という言葉を知って、あ、これかも、って思ったものの、当時は、鑑定をしてもらおうとは全く思わなかった。
...だって怪しいもん。
鑑定とか前世とか。
お金儲けのために適当なこと言うんじゃないの?ってかなり懐疑的だった。
ツインレイ、を調べる中で見付けたサイトがあまり質がよくないというか、適当なこと言ってるなあ、とか思っちゃうようなものもあったからだと思う。
だから私は、とにかく嵐のような自分の心を落ち着かせるために瞑想をしたりして、それはツインレイという言葉を知ってからも変わりなく、それで十分だった。
私に必要なのは、日々を表向き穏やかに続行させてゆくための心の落ち着きであって、私たちがツインレイであるかどうかはどっちでもよかったから。
その後、私は、飯田史彦さんの「ツインソウル」という本と出会う。
飯田さんの「生きがいの創造」などのベストセラーは、昔、読んだことがあったが、これは初めてだった。
その中には
「ツインソウルと出逢ってしまったならば、おたがいに、必ず、恋に落ちることでしょう」とか
お互いに既婚者の場合は
「方法は、二つしかありません。ひとつは、たがいに離婚をして、新たにツインソウルと再婚することです。もうひとつは、その時点での結婚を維持しながらも、ツインソウルとの愛を確かめながら生きていくことです」とあって、私はこの本を読んで心底ほっとした。
ツインレイを調べる中で知った、激動のように人生が変わってしまうとか、つらいサイレント期間があるとか、そういうのはイヤだなと思っていた。
穏やかに、周りを傷付けずに済むのであればそれに越したことはないと思っていたから。
そんなこんなで、私にはツインレイ鑑定は必要なかった。
...そのはずだった。
私がなぜツインレイ鑑定を受けたかというと、夢の中で抱かれたのがきっかけだった。
(以下、下ネタ要素あり)
性エネルギーの交流、と一言で言ってしまえばそれだけなのかもしれないけれど、私にとっては初めての、訳が分からないままの、とにかく強烈な体験だった。
訳が分からないけれど、とにかく抱かれてるって分かって、そうして、私は嬉しくて、涙をぼろぼろ流していた。
抱かれている最中に、宇宙も見えた。
いろんな色の光が見えて、私たちを祝福してくれているのが分かった。
『これでこの地も安泰だ』
そんな声も聞こえた。
夢から覚めても、私はしばらくぼーっとしていた。
嬉しくて、胸がいっぱいになって、その日から、ごはんが食べられなくなって、5キロ痩せた。
私は怖くなった。
宇宙に連れて行かれちゃうんじゃないか、つまり私はもうすぐ死んじゃうんじゃないか、とも思った。
好きな男がいる、しかも一回りも下。
それだけだって誰かれ構わず言えることじゃないのに、夢で抱かれたとか宇宙が見えたとか、もはや頭おかしくなった?って自分で思っちゃうくらいのもので。
そうして私はツインレイ鑑定を申し込むことにした。
その時には私は、ツインレイ関連の信頼できるサイトを既に何個か見付けていた。
その筆頭が、電子書籍にもなっている、近藤みずほ先生の「ツインレイバイブル」だった。
美しい言葉で綴られた先生のブログは、私にとって、文字通りバイブルとなっていた。
鑑定を受けるならこの先生しかいない、と思い、ドキドキしながら申し込みフォームに必要事項と希望日時を打ち込んだ。
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