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文章を「読ませよう」としてもダメ。「訊ねさせる」ようにしなきゃ。

・誰も文章を読んでくれない…
・誰も話を聞いてくれない…

上記のように悩んでいる人、多いですよね。

「読まれない」「聞かれない」ことには理由があります。

なんだか分かりますか?

厳しいようですが…
あなたの伝え方が悪いから、です。

相手が「読みたい」「聞きたい」と思ってないのに
自分が伝えたいことを言っても届きませんよ。

例えば、、、

「今日さ、職場で上司がさ、売上が売上がって言うわけよ。それでね、俺は考えたんだけど、売上、売上って言う前にさ……」

あなたのパートナーが帰宅するなり
こんな感じで話を始めたらどうですか?

こんな話、誰も聞きたくないですよね。

家に帰ってきてまで、
愚痴を言って欲しくないわけ。

「あー、はいはい」って
話を流されておしまいです。

じゃあ、どうやったら話を聞いてもらえると思いますか?

私だったら、こうやって伝えます。

「ねぇ!めっちゃいいこと思いついた!」

こんな感じで話を始めるかな。

こう言われたら、「えっ?なになに?」って
訊かざるをえないでしょ?

この一手間が大事なんですよ。

A)勝手に自分の話を始める
B)相手に聞かれたから答える

この違いは大きいです。

A)の場合は、相手に聞く準備ができていません。

でも、B)は相手が「何?」って質問したことに答えるわけですから、相手に聞く用意があるわけです。

これ、文章でも同じです。


文章を書くときに、
読者が「読む準備」ができるように書いていますか?

文章の冒頭で読者の気持ちを
ガッチリとつかむこと。

これこそ、キャッチコピーの極意。

  • 「あー、めっちゃいいこと思いついた」

  • 「これさ、もしかしたら誰も知らないのかも」

  • 「なんで、これ、みんなやらないんだろう?」

  • 「簡単に〇〇する方法、知ってる?」

  • 「えっ?まだコレやってない人いるの?」

上記のような文から始められると
「えっ?なになに?」って聞きたくなりますよね。

こうやって興味付けされた読者は
自分の意思でその先の文章を読み始めます。

でもね、この興味付けがされずに
書き手が伝えたいことばかりを
ツラツラと書いていては…

誰も読みたくない文章になりますよね。

読ませる、ではなく、訊かせる


読者の心の中で「なに?どういうこと?」と
書き手に訊かせることができれば、
あなたの文章は読まれます。

会話だろうが、
長文だろうが、
短文だろうが、

基本は変わりません。

ただ、気を付けなきゃいけないのが
「多用しすぎちゃダメ」ってこと。

だってさ、

・「いいこと思いついた」
・「これ、気付いている人少ないかも」
・「この秘訣、知りたいですか?」
・「あれさえやれば、簡単にできますよ」

こんな感じで、じらしてばっかりだと
ただの「かまってちゃん」ですからね。

ここぞというときに、

「相手の興味をグッと惹く冒頭の一文」

これを入れましょう。

繰り返しになりますが…

👨「あー、めっちゃいいこと思いついたわ!」(興味を惹きつける)
   ↓
👩「えっ?なになに?」(訊ねさせる)
   ↓
👨「実はさ…」(本題を始める)

こんな感じで、相手に話を聞く態勢を作らせる。

これがプロの技ですよ。

・「なぜ、人は話を聞きたくなるのか?」
・「どうして、文章を読むのか?」
・「どうやったら興味が惹けるのか?」

こういった人間心理を理解すれば
読者に行動してもらうことが簡単になりますよ。

それを可能にするのが、
「心理学の知識」だと思います。

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