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記事一覧
お祭り映画の楽しさ&MCUに目配せ気を遣いながらの「デッドプール&ウルヴァリン」※ネタバレあり※
はじめに
マーベル異色のヒーローデッドプール第三弾は、何と「ローガン」で綺麗に終わったはずのウルヴァリンとタッグ!「好きなアメコミヒーローは?」と聞かれたら恐らく「デッドプール」と答えるくらいには(二番目はホークアイ?)好きな俺ちゃん祭りを2回鑑賞してきた!結果。100%絶賛という訳ではなかったけど、またまだ見に行きたいと思えるし、ブルーレイも買うからいつかシリーズをBOXで出してくれ!(何故
懐かしの90年代風厨二病ゴア格闘ムービー「モータルコンバット」【※全編ネタバレ有り】
名前こそ知っていたものの、原作ゲームは日本では殆ど展開されていない為、残虐なフェイタリティ(通称:死体蹴り)が特徴の格闘ゲーム、という程度の浅すぎる知識で見に行ってきたが、中々どうしてめちゃくちゃ楽しかった。
魔界って十数人位しかいないの?大丈夫?な風景とか、まさかのモータルコンバット(という名の武術大会)開かれる前に終わったんですけど?とか、食べ物よこせレベルの怒りで必殺奥義を獲得していいの?
静かな生活を選択せざるを得なかった?結果と願望の映画「PERFECT DAYS」
ネタバレなし考察
役所広司演じる渋谷区のトイレ清掃員、平山の生活はいたってシンプルで毎日ほぼ同じルーティーン。何度も繰り返される一日の描写は一見静かで退屈な繰り返しにも見えるけど、トイレに出入りする人々、同僚で後輩の若い男、その男が片思いしている女性、神社で木と踊る老人、行きつけの飲み屋の主人、本屋の店員、平山の妹、姪っ子、居酒屋のママ…とあらゆる人間とのほんのわずかなやり取りで無数の変化が生ま
2023年上半期映画ベスト10!
2023年上半期鑑賞映画は19本でした。
1月が少なかった?でも去年の半分よりは多くなった気がする。
フラッシュがランクインならず・・・。
①ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVo.3
②ウーマン・トーキング 私たちの選択
③スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース
④ダンジョンズ&ドラゴンズ
⑤エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
⑥イニシェリン島の精霊
⑦TAR
⑧エンパ
小さきものを見逃すな!MCU新章開幕!「アントマン&ワスプ:クアントマニア」
あらすじ最小のアベンジャーズ、アントマン(ポール・ラッド)は、『量子世界』に導く装置を生み出した娘キャシー(キャスリン・ニュートン)達とともに、 ミクロより小さな世界へ引きずり込まれてしまう。
そこで待ち受けていたのは、過去、現在、未来すべての時を操る能力を持つ、 マーベル史上最凶の敵、征服者カーン(ジョナサン・メジャース)。
彼が量子世界から解き放たれたら、全人類に恐るべき危機が迫る…。 ア
ドゥエイン無双とイケ爺ドクター・フェイトの勇姿にひれふせ!映画「ブラックアダム」
あらすじ5000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、その力を父に託した。ブラックアダムの力は、息子の命と引き換えにして得られたものだった。そのことに苦悩と悔恨を抱えるブラックアダムは、息子を奪われたことに対する復讐のため、その強大な力を使って暴れまわり、破壊の限りを尽くす。そんなブラックアダムの前に、彼を人類の脅威とみなしたスーパーヒーローチーム
もっとみる精神限界シェフの極限レストランへようこそ「ザ・メニュー」
あらすじ有名シェフのジュリアン・スローヴィク(レイフ・ファインズ)が極上の料理をふるまい、なかなか予約が取れないことで知られる孤島のレストランにやってきたカップルのマーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)とタイラー(ニコラス・ホルト)。目にも舌にも麗しい料理の数々にタイラーは感動しきりだったが、マーゴはふとしたことから違和感を覚え、それをきっかけに次第にレストランは不穏な空気に包まれていく。レストランの
もっとみる男性の皆さん、私たちを踏みつけるその足をどけて(byルース・ベイダー・ギンズバーグ)「ドント・ウォーリー・ダーリン」
あらすじ完璧な生活が保証された街で、アリス(フローレンス・ピュー)は、愛する夫ジャック(ハリー・スタイルズ)と平穏な日々を送っていた。理想の生活、理想の家、そして理想の夫。幸せな生活を送るアリスだったが、ある日見てはいけないものを目撃してしまう。それ以降、彼女の周りで頻繁に不気味な出来事が起きるようになり、アリスは次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるが・・・。
ネタバレなし感想
クリスマス生まれの『特別』で繊細な少年と保守的な父親の愛憎物語「C.R.A.Z.Y」※ネタバレあり
2021年に急逝したオスカー受賞作品『ダラス・バイヤーズクラブ』や『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』などで知られる映画監督ジャン=マルク・ヴァレ監督の2005年の作品。タイトルは兄弟の名前の頭文字から。
本作はクリスマス生まれの少年の物語だが、奇しくも監督が亡くなったのは2021年12月25日のクリスマスだったのが驚いた。
1960年5人兄弟の4男としてクリスマスに生まれたザック
スパイ紳士始まりの物語「キングスマン ファースト・エージェント」
系列上はキングスマン創設のきっかけになった物語という事で、キングスマン・シリーズではおなじみのおもしろガジェット武器がまだない点は少々寂しかったが、リス・エヴァンス演ずる怪盗ラスプーチンがそこを補ってあまりあるトリッキーな活躍をしてくれたのでとても満足したし、物語としては戦争に至るまでの攻防や緊迫の戦闘シーンなどで、今までのキングスマンでは見れなかった歴史物としての面白さも感じられることができた
もっとみる最強胸糞美女が掴む悪徳の頂点「パーフェクト・ケア」
闘う強い女性が好きだ。好きな女優はシャーリーズ・セロン、ケイト・ブランシェット、クリステン・スチュワートなどなど(分かりやすい)最近は肉体的に男性を超えるようなワンダーウーマンのような女性ヒーローも多く出てきているが、何より「死んでも負けるかぁぁぁ!」というような不屈の精神と知性を持つ女性に昔から強い憧れを抱いている。主演のロザムンド・パイクは過去作「ゴーン・ガール」「プライベート・ウォー」など
もっとみる大いなる力には、大いなる責任がともなう(…ってストレンジ先生聞いてる?)「スパイダーマン ノーウェイ・ホーム」※ネタバレ全開※
アメコミ映画には時に「アベンジャーズ:エンドゲーム」の様に、様々なキャラがこれでもかとばかり大量出演するというファンが歓喜の叫びを上げてしまうようなお祭り回が発生する。今回はマルチバースという設定の為、異なる時空から過去のスパイダーマン映画に出演した全ヴィランが総出演して大バトル、という正にドンドン♪パフパフ♪お祭りアメコミ映画だった。
私的にはアメイジング・スパイダーマン版アンドリュー・ガー