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[AC]好き嫌い = ワガママ、という呪い。

好き嫌い = ワガママ

そんなふうに言われて育ち、
他人への執着を手放した今、
これは母が植えつけた呪いだとわかった。


母も、
“好き嫌いしちゃダメ”
だと思い込んでいたんだな、と気づいた。

好き嫌いが激しい子は、
大人にとって・親にとって・他人にとって、
都合が悪い。

実際、
“好き嫌いしちゃダメ”な母にとって、

他人のことも好き嫌いしちゃダメなんだから、
好き嫌いする人間でも受け入れなくちゃダメ。

そうしたら、
好き嫌いする人間は都合が悪いよね。

“好き嫌いする人間”は受け入れがたくて、
“ダメ”を刺激されるよね。

そりゃ、
私は母の心を乱すワガママな子に感じるよね。

ご丁寧に、そんな証明まで成立してしまう。
その理論が間違ってないんだと、確信できてしまう。

そうして、思い込みに確信の輪をかけ、
その他を排除し始めるんだなぁ…
そう思ったのだ。



だけど、この理論の証明が
別の理論の否定ではないことに、
母は気づくことができなかった。

好き嫌いのある人間にとっては、

他人のことを好き嫌いすることもOKだから、
他人の全てを受け入れなくてもOK。

それはワガママなんかじゃなくて、
薄情でもなくて、
自分を守るための権利なんだ。

ここには行きつかなかったんだな。
だから、「あなたは薄情」と言われたんだ。

母にとっては、
全てを受け入れることが愛情。

真逆の、
全てを受け入れる必要はない、
なんていう考え方は薄情に映ったんだな。




全てを愛される = 幸せ

こんなアダルトチルドレンの渇望を、
母はそのまま真理だと信じたんだろう。

だから、
「愛される人間になりなさい。
 幸せになりなさい。」
という、母なりの心配だったんだろうな。

母は私の幸せを、確かに願ってた。

こうやって呪いを紐解くほど、
呪いは母の愛情そのもので、
胸をギュッと締め付けられる。

母を憎めなくなる。
母も、愛されたかったんだな…
母も、愛したかったんだな…

わが子に愛される人になってほしかったんだ。
不器用な人だ…


そうは言っても、母にされたことを
全て許そう!とはいかない。

だから私は、こう思うことにしている。

「こんなに理解力のある娘に恵まれて、
 私に感謝しなさいよね!」

私にとって、理解することは愛情だから。



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\すべてのアダルトチルドレンに幸あれ/
OZuno.maho

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