【管理栄養士解説】遊び食べには発想の転換で対応を💡自然に食が進むアイデア
本日の子育てお悩み相談~遊び食べ~
今回の子育てお悩み相談のテーマは「遊び食べ」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。
管理栄養士の回答
今回のお悩み相談に回答するのは、管理栄養士の宍倉絵美です。
お兄さんたちが先に食べ終わって遊んでいるのですね。
食事環境から考えると、やはり末っ子さんも食べることよりも遊ぶことに気が向きやすい状況かと思います。
おもちゃなどが目に入らない環境で食事をするのが理想ですが、お兄さんたちが別室に移ることができない限りは難しいですよね。
発想の転換で心の負担を軽くしよう!
まずはご相談者様の心の負担を軽くするためにも、発想の転換をしてみましょう。
いかに遊び食べを止めさせるかを考えるよりも、
いかに子どもが食べやすい物を食事に出すかに重きを置くのはいかがでしょうか。
子どもが食べやすい物であれば、自然と食事にかける時間が短くなり、食事の集中力が切れにくくなります。
できる限り避けたいことは、朝食を殆ど摂れないまま保育園に出発してしまうことです。
日中に遊びや運動に集中できるようにするためにも、脳のエネルギー源となる朝食をしっかり摂れるよう、次のアイデアを試してみませんか?
子どもが集中して食べやすくなる食事アイデア
好きな物ばかりであれば食べるのは早くなりますが、主食・主菜・副菜などバランスよく食べたいですよね。
まず、主食であるご飯ものはおにぎりにし、お肉や魚などの主菜をおにぎりの具にしてみるのはいかがでしょう?
副菜は野菜が多いため、食べ進みがよくないことが多いと思います。
例えば、ナムルなどはご飯とともに海苔巻きにして食べても良いですね。
ポテトサラダなどのサラダ類は、生春巻きの皮やトルティーヤでクルクルと包んであげると食べやすく、子どもも楽しんで食べてくれます。
その他にも、野菜を混ぜ込んだ卵焼きや小さくカットしたお好み焼きなどはフォークに刺してパクっと食べやすく、栄養バランスも良いですよ。
ママ一人でこれらの工夫をするのは大変かもしれませんので、ご家族も巻き込んでみましょう。
パパはもちろん、大きなお兄さんであればおにぎり作りや巻物作りをお願いできるかもしれませんね。
ご兄弟にとっても楽しい食育の時間になりますし、頼りにされてちょっとした料理の作り甲斐を感じてくれるかもしれません。
食事が始まってから食卓で作ってもらえば、お兄さんたちが椅子に座ってくれる時間も自然と長くなります。
その他、時間を決めて食事をしたり、早寝早起きで食事リズムを作ることも集中して食べることに繋がります。
ご兄弟もそうだったかもしれませんが、遊び食べは3歳を過ぎる頃には落ち着いてきます。
今はご家族と協力しつつ、末っ子さんの成長過程を見守ってあげてくださいね。
🌟イベントのご案内
育休プチMBA テーマ『人を動かすコミュニケーション』
■日時:2024年5月30日(木)11:00-14:00
■会場:ワークラボ (東京都港区東麻布1-7-3 第二渡邊ビル7F)
■セミナー詳細・お申込:こちらから
育休プチMBAは、仕事と育児を両立するために必要な思考を鍛え、時間に制約のある方でも組織に貢献できるようになるためのセミナーです。
「あるある」なケースを基にしたディスカッションを通して、経営学の基礎や経営者目線の考え方などを学びます。
今回はリリナグ代表の白鳥が登壇します。
リリナグでは食育講座の企画/運営サポート/資料制作/動画制作を承っております。
食育講座(ワークショップ、セミナー)を通して、商品・サービス・企業の魅力を伝えませんか?
また、保育園、幼稚園での食育講座(栄養相談/献立提案/給食便り資料作成等)を承っております。
ご相談はお問い合わせからお気軽にどうぞ!