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【管理栄養士解説】食事環境を整える3つのコツ💡食事マナーも身に着けて気持ちよく食べよう!


本日の子育てお悩み相談~食事の環境~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「食事の環境」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

3歳の男の子のママです。
色んな事に興味が移りやすい子で、食事中もじっと座って食べてくれません
食事途中に椅子から降りて、おもちゃで遊び始めてしまいます。
そのためか、食事に時間がかかる割には量が食べられておらず、結局お腹が空いておやつを食べるという悪循環になってしまいます。
もう3歳なので、そろそろ箸の練習もしたいのですが、それ以前に食事を集中して食べる習慣を作りたいです。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、わんぱくキッズのママ管理栄養士 齋藤 由紀子です。

わんぱくキッズのママ管理栄養士 齋藤 由紀子

食事をする際に気持ちが違う方に向いてしまい、落ち着いて食べられないのですね。
意思がしっかりしている証拠でもあると思いますが、今一度、食事環境を一度見直してみるのはいかがでしょうか。
ここでは、食事に集中できるように食事環境を整える3つのコツ食事に集中して食べるメリットをお伝えしたいと思います。

食事環境を整えるコツ

食事環境を整えるコツは、次の3つです。

(1)テレビをつけない📺
テレビをつけることでテレビに集中してしまいがちです。
子どもは一度に2つのことを行うのが難しいので、食事に集中しにくくなります。

(2)おもちゃを机に置かない🚅
おもちゃがあることで気持ちが遊びにむいてしまい、食事に集中しにくくなります。
食べる前に一緒にお片づけをするか、せめて食事中に目に入らないところへ置くようにしましょう。

(3)足を地面や台につける💺
食事をする際の姿勢はどうでしょうか。
足が地面や台についていないと、食事をする際の姿勢が不安定になり、集中しにくくなります。
足台などで高さ調節するのもオススメです。

食事に集中できたら、基本的な食事マナーも伝えていこう!

お子さんは3歳とのこと、箸も少しずつ練習したいでしょうし、それ以外にもふさわしい食事マナーを身に付けて行きたい年齢ですよね。
厚生労働省が公表している『楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~』では、3歳以上児で次のねらいを挙げています。

✅「食事に必要な基本的な習慣や態度を身につける。」
✅「食事にふさわしい環境を考えて、ゆとりある落ち着いた雰囲気で食事をする。」

楽しい食事の雰囲気を大切にしつつも、
食事をする際は姿勢を正して、食具を持ち、お皿に手を添えて食べることを伝えてみましょう。
「いただきます」「ごちそうさまでした」をきちんと食事の挨拶をすることや、
くちゃくちゃと音を立てずに、口を閉じてよく噛むことなども食事マナーの1つですよね。
食事マナーを守って食べることで、食事をするお子さんはもちろん、一緒に食事をしている人も気持ちよく食事時間を過ごすことができます

食事を切り上げるタイミングも「遊び始めたらおしまい」と伝えたり、集中できる時間を考慮し、30分以内に切り上げるなどルールを決めるのも良いですね。

親子で気持ちよく食事の時間を過ごせるよう、まずはお子さんが食事に集中できるように環境を整えてみてくださいね。
そして食事マナーを身に着けることは大切ですが、何よりも楽しく食事することを忘れないでください。
焦らず、少しずつ良い食習慣を作っていきましょう!


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