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風水の街、ソウル
2022年11月、仕事でソウルに行きました。ちょうど寒気にぶつかり、最高気温氷点下3度、最低気温氷点下7度。真冬日をひとあし先に体験しました。
飛行機は窓側だった
窓側の席は景色がよく見えますが、動けません。短時間ならまだ我慢できないこともありませんけど。
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離陸前にシンガポール航空と並走です。このあとシンガポール航空機は、右に折れてゆきました。
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隠岐の島です。初めてみました。隠岐の島は、国生みでできた大八洲国の1つであるとともに、島流しの島でもありました。後鳥羽上皇や後醍醐天皇が代表的です。
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着陸のちょい前。ソウルは高層アパートが多いです。ソウルは韓国の人口の25%が集中する地域ですが、スペースは以外にあります。それなのに高層アパートは多いのです。彼らは一軒家よりもアパートのほうがいいのでしょうかね。
明洞はすいていた
2022年11月の明洞には、あんまり人がいませんでした。支那の観光客がいないためか、閑散。つぶれた店も目立ちます。
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明洞はかつては人でごったがえしていましたが、いまは歩きやすい通りです。明洞餃子でカルグクスとマンドゥを食べました。
駱山と風水
駱山(ナクサン)は、内四山(南山、仁王山、北漢山、駱山)のうちの1つで、風水上、青龍に該当する山なんだそうです。
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この日は氷点下3度くらいで寒い日でしたが、ちょうど夕刻できれいな景色が見えました。
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ソウルは、李氏朝鮮の時代には漢陽と呼ばれ、漢陽都城によって、まわりを取り囲まれていました。漢陽都城は、仁王山、駱山、南山、白岳山の稜線に築城された、総延長18.6kmの城郭。東大門や南大門もその城郭上にあります。
李氏朝鮮では、風水が重要視され、漢陽も風水思想である背山臨水と四神相応に基づいて選ばれたそうです。背山臨水は、山を背にし、前が川となっているものが理想で、漢陽は、北岳山を背に前は清渓川と漢江がながれているという点であてはまります。四神相応は、四方向が山に囲まれ、北は玄武、南は朱雀、東は青龍、西は白虎といった動物にたとえられた神が守ってくれるという意味合いで、仁王山、駱山、南山、白岳山が合致しています。
東大門、西大門、南大門、北門という、四神から守られている四つの大門とその間に四つの小門がつくられ、景福宮は、龍脈というパワーが流れ込んでいるところに建設されたそうです。
南大門は韓国の国宝第一号でしたが、2008年に放火され、焼失しました。いまでは復元されています。筆者は2005年に、出張で南大門の前のビルで仕事をしていました。写真でも撮っておけばよかったと思いました。
風水も仏教もキリスト教も
江南にある奉恩寺(ボンウンサ)は、修道山の精気がこもっている古寺で、朝鮮仏教の発展のために精進し続け、現在もソウル市民の禅宗信仰の中心地になっているとのことです。まえに近くに泊まったときは朝早くから鐘が大音量で鳴らされて、目が覚めてしまったことを思い出します。
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ところが韓国はキリスト教徒が最も多い国です。3割がキリスト教徒で、2割が仏教徒。かつては仏教国だったのが、李氏朝鮮では仏教が迫害され、儒教思想が広まり、その後は大東亜戦争後に日本を全て排除したかったGHQがキリスト教を優遇したために、キリスト教徒が増価したんだそうです。ソウルでも教会がよく目につきます。
風水の街、ソウル。冬はあまりに寒いですが、パワースポットであるはずなので、行くとなにかいいことがあるかもしれません。仕事以外では行きませんが。