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朱鷺色の佐渡

佐渡ヶ島は古事記や日本書紀に記述のある我が国発祥の地の一つである。ここには古代から日本人が暮らし、朱鷺と金山で知られた島である。 佐渡ヶ島の金山は1601年から1989年までの約400年間操業した我が国最大の金山である。江戸時代の話が有名であるがより重要なのは明治以降に果たした役割である。 1869年に官営になったのち三菱の引き継がれ、当時の最新の技術を導入し、閉山までに78MTの金と2330MTの銀を産出した。 そして佐渡金山はあっち系が泣いて喜ぶアップサイクルの実践

    • 麺麺ベトナム

      日本ではラーメンが国民食と言ってもいいくらい食べられていますが、ベトナムでも麺が国民食と言っていいでしょう。フォーが有名ですが、それ以外にも少し変わった麺があります。 Bun Bo Hueから見てみましょう。 シェラトンサイゴンの朝食は2種類の麺がありました。この日はブンボーフエを頼んでみました。ラー油がかかったピリ辛の麺でした。ベトナム中部のフエ発祥の牛肉太麺ライスヌードルです。 次にHu Tieu。 Hu Tieu フーティウはベトナム南部で食べられている細麺ライ

      • スリランカで感じる仏教

        はじめに スリランカは仏教国である。コロンボの街中にも祠を見かけたが、ダンブッラとポロンナルワに行く機会があり、そのときに感じたスリランカ仏教を書いてみたい。 ダンブッラ石窟寺院 スリランカの真ん中くらいに Dambulla ダンブッラという街がある。ここは石窟寺院で有名だ。紀元前から続くこの寺院には多くの仏像と壁画が残されている。 ここは思った以上に見どころのある石窟寺院だった。山というか丘の上にあるこの寺院に行くのはえっちらおっちら階段をあがってゆく。そこそこいい

        • ポロンナルワ、シギリヤとコロンボ

          スリランカは借金のかたに支那に港湾をとられた情けない国である。また財政破綻した国家としても有名だ。だめだめ国家といっていいだろう。一方、自然は豊かで他に類をみない。そしてそれが観光資源にもなっている。 コロンボの海沿いにGalle face greenという海岸がある。国旗が毎朝掲揚される市民の憩いの場所だ。朝夕の涼しい時間には多くの人たちが集う。 一方、Galle face greenには大きなショピングモールとシャングリラやITCといった高級ホテルも立ち並んでいる。

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          コロンボ近郊列車の旅

          コロンボからスリランカ各地に鉄道が伸びています。車両は古く、同じ路線なら時刻表が覚えられるくらいしか本数もありません。 電化されていないのでディーゼル車が走っています。 コロンボの海沿いを走る路線に乗ってみました。 Kompanna vidiyaから南にむかう列車に乗ると間もなく海辺にでます。 海岸のすぐわきが線路なので、海を間近に見ながら進んでゆきます。ドアは開けっ放しなので開放感があります。 海の見える駅、Wellawattaで降りてみました。 この駅の近くに

          コロンボ近郊列車の旅

          湖と森の道東

          森と湖といったらフィンランドを思い浮かべるひとは多いでしょう。筆者もヘルシンキからハンコーまでドライブしましたが、確かに森と原野ばかり。湖もありました。しかし、わが国の北海道はその比ではありません。フィンランドなんかでは見られない素晴らしい景色があるのです。道東にある、オンネトー、阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖のルートは、湖と森のオンパレードです。 オンネトーは足寄にある湖です。ここから雌阿寒岳と阿寒富士も見えます。筆者が行った日は雲だったので雲の流れが早く見えたり見えなかったり

          湖と森の道東

          チェンマイに行ってきました

          はじめに タイの国体は、王室と仏教が中心となっています。 仏教はタイの文化や日常生活に深く根付いており、多くのタイ人が仏教徒です。 国王は国家の象徴としての役割を果たしており、年配の世代が伝統的に王室を尊敬している一方で、若い世代の間では、王室改革を求める声が高まっています。王室を批判することは法律で禁じられており、透明性がないためでしょう。 チェンマイ王室 タイ王室は、わが国の皇室とは似て非なるものです。チェンマイにも王室がありますが、いまのタイ王室とは関係がないので

          チェンマイに行ってきました

          霧のない摩周湖、湿原と丹頂鶴、そしてメヌケ

          はじめに 霧に抱かれて静かに眠る🎵星も見えない摩周湖にひとり♪で知られる摩周湖を筆頭に道東には素晴らしい風景があります。わが国が誇る地域と言っていいでしょう。 釧路空港が最寄りの空港です。羽田から1時間ちょっとで行けます。他に新千歳と丘珠から定期便が、そして中部と伊丹、関西からの季節便があります。 湿原 釧路空港から車を走らせるとすぐに湿原が現れます。釧路はアイヌ語でクスリと呼ばれていた地です。ちなみにアイヌ語は日本語と異なる言語ですが、アイヌ人は存在しません。北海道の

          霧のない摩周湖、湿原と丹頂鶴、そしてメヌケ

          スワンナプーム乗り換え作戦

          バンコクのスワンナプーム空港Suvarnabhumi Airportは成田空港の3倍の敷地を持つ大きな空港です。2006年に開業し、ワンフロアで設計されたためターミナルは一つ。2023年にはサテライトターミナルができ、電車でメインターミナルと繋がっています。なのでメインビルディングは大きく、どこに行くにもかなりの距離を歩かなければなりません。搭乗や乗継に便利と言われていますが、実際は歩く距離が長くなるので逆に時間がかかり、出るのが大変な空港です。スキポール空港もワンフロアでタ

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          インドとインド人④ 世界遺産

          はじめに 先日、アーメダバードで一日過ごしました。そのときの様子です。午前中にUberでアダラージへ、そして午後からはネイティブインド人との交流でした。 アダラージ階段井戸 Adalaji stepwell アーメダバードの北にアダラージという場所があります。そこにあるのがアダラージ階段井戸。15世紀末にヴァゲラ王朝の君主ヴィール・シンの妻、ルダデヴィ女王によって建設されました。彼女は亡き夫を追悼するためにこの井戸を建てたとされています。 この階段井戸は、ヒンドゥー教

          インドとインド人④ 世界遺産

          栃木県と日光、そして二荒山

          日光は世界的に有名な観光地です。日光は栃木にありますが、栃木県はあんまり有名ではありません。栃木県の影は薄いのです。一部の不見識な人たちは日光が栃木県であることを知らないし、宇都宮が栃木県であることも知りません。しかしながら栃木県は一つの共同体を成しています。その共同体を形作る一つの要素は二荒山神社でしょう。 二荒山神社は二荒神を祀った神社です。二荒神は下野国の神で、9世紀から栃木県中央部で信仰されていた神なのだそうです。現在、二荒山神社の総本社は宇都宮と日光にあります。祭

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          Jollibeeとマニラ

          Jollibeeはマニラで大人気のチェーンです。そこいらじゅうにあって賑わっています。今日はJollibee から始めて、フィリピン料理やマニラを見てみましょう。 Jollibeeはマクドナルドを凌ぐフィリピン最大のファーストフードチェーンです。1975年にアイスクリーム屋からスタートしてのし上がったようです。フィリピン国内に1500店、東南アジアやヨーロッパ、北アメリカにも店舗があるんだそうです。 店にいくとJollibee君が迎えてくれます。 フライドチキンがコアで

          Jollibeeとマニラ

          支那で食べる本場の中華料理

          はじめに 中華料理は日本と支那とではかなり違います。天津飯や中華丼は支那人は分かりません。また、日本の中華料理は日本向けにアレンジされています。そのためなのか、筆者は日本の中華料理が数倍うまいと思います。しかしながら支那の中華料理にも良さはあります。この稿ではいくつかの支那の中華料理を紹介しましょう。 麻婆豆腐 麻婆豆腐はもはや日本食と言ってもいいくらいわが国ではポピュラーな中華料理です。支那にも麻婆豆腐はありますが、そもそも異なるベースで作られています。四川料理の代表

          支那で食べる本場の中華料理

          インドネシア飯

          ナシゴレンとミーゴレンは良く知られたインドネシア飯ですが、それ以外にもいろんな料理があります。 今回もいくつか紹介しましょう。 まずはSourSopというジュース。 釈迦頭のジュースです。釈迦頭は台湾でよく食べられているフルーツですが、インドネシアでも好まれているようです。 https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/TW/2014/09/sp_sugar-apple.html ジャカルタでは季節果物だそうで、5-6月くらいで

          インドネシア飯

          いいかげんなインドネシア人

          はじめに ジャカルタに行ってきましたが、インドネシア人は適当でした。上の写真をみて下さい。スカルノハッタ空港の看板。国に顔でもある空港で、ゲロトはないだろうと思います。その他いろんなところでいいかげんです。いくつか例をあげたいと思います。 来ないグラブ グラブ(Grab)はシンガポールの会社で、ライドシェアを東南アジアでやっています。カードで払えるので便利です。ライドシェアは、わが国ではタクシー業界の利権のために実現されていません。インドネシアはあるだけまともなのですが

          いいかげんなインドネシア人

          アオテアロアとワイタンギ、マオリ

          10世紀後半、ニュージーランドに最初に到着したマオリは、この島をAotearoa アオテアロアと呼んだ。長く白い雲のたなびく地という意味である。実際、オークランドは一日で晴れ、曇り、雨と天気が変わることが多いが、曇り空の時間が長い気がする。 マウイはマオリの伝承にでてくる半神である。マウイがカヌーに乗って釣り上げた陸地がニュージーランドの北島、カヌーがニュージーランドの南島と言い伝えられている。 10世紀後半といえば、わが国は平安時代である。紀元前660年に建国されたわが

          アオテアロアとワイタンギ、マオリ