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チェンマイに行ってきました
はじめに
タイの国体は、王室と仏教が中心となっています。
仏教はタイの文化や日常生活に深く根付いており、多くのタイ人が仏教徒です。
国王は国家の象徴としての役割を果たしており、年配の世代が伝統的に王室を尊敬している一方で、若い世代の間では、王室改革を求める声が高まっています。王室を批判することは法律で禁じられており、透明性がないためでしょう。
チェンマイ王室
タイ王室は、わが国の皇室とは似て非なるものです。チェンマイにも王室がありますが、いまのタイ王室とは関係がないのです。それはタイの王朝がときには支那のように武力で交代してきた経緯があり、互いに関連がないためです。
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チェンマイの王朝は13世紀末にタイ北部のチェンマイを中心に成立したランナー王国です。ところがビルマやシャ厶に支配されたためにタイ王朝の歴史には名を連ねていません。
タイ王朝
スコータイ王朝が、タイ族による最初の王朝で、13世紀に成立しました。クメール帝国からの独立運動の一環で成立しました。スコータイ王朝は、タイ文字の考案や仏教の普及などで知られています。
次のアユタヤ王朝はスコータイ王朝を吸収して成立し、約400年間続いた長期王朝で、貿易を中心に栄えましたが、アユタヤはビルマとの戦争により1767年に滅亡しました。そしてアユタヤの滅亡後、ビルマからの独立を果たしたのがトンブリー王朝 (1767年~1782年)ですが、タークシン王1代の短命な王朝でした。
現在の王朝は、チャクリー王朝 (1782年~現在)で、ラーマ1世がクーデターでタークシンを追放処刑して建てた王朝です。首都をバンコクに遷都し、現在のラーマ10世まで続いています。
ワット・プラシン
チェンマイには、そのランナー王朝時代の文化や建築物が多く残っており、観光名所としても人気があります。その中でも特に有名なのがワット・プラシン Wat Phra Sing です。
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ワット・プラシンは、チェンマイ旧市街に位置し、タイで最も格式の高い王室寺院の一つです。
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この寺院は、ランナー王朝によって1345年に建立されました。寺院内には、チェンマイの守護仏であるプラシン仏 Phra Phuttha Sihing が安置されています。
ワット・プラタート・ドイ・ステープ
ワット・プラタート・ドイ・ステープ Wat Phra That Doi Suthep もランナー王朝時代の寺院です。306段のナーガ階段を上った先に黄金の仏舎利があります。
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ナーガはインド神話の蛇神ですが、釈迦が悟りを開いた際に守護したことから仏教では竜王となっています。蛇と竜では大きな違いですね。
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ドイステープは山の上にあるので歩くと1日がかりのハイキングになってしまうため、もの好きな西洋人以外は車で向かいます。バスがないためにテンソウというトラックの荷台を改造した乗合バスかグラブでゆきます。
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テンソウは人数が集まらないと出発しないので乗る前に聞く必要があります。
ワット・チェディ・ルアン
ワット・チェディ・ルアン Wat Chedi Luang はルアン(大きい)チェディ(仏塔)がある寺院です。
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ランナーの王は仏教の宇宙観に従って、都の真ん中に須弥山(しゅみせん)に擬えた大きな仏塔を置き、それを囲うように8つの方向にもひとつずつ寺院を建立すると、王朝の繁栄がもたらされると信じていました。
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仏塔は、メンラーイ王の治世中の1481年に完成し、創建当時で高さ約80m、四角い形をした基壇の一辺も約60mありましたが、1545年の大地震で先が壊れ、後に現在の形に修復されました。
最後にカオソーイ
カオソーイは簡単にいうとカレー麺です。
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カレーがグリーンカレーで、麺はきしめんのような幅広い麺と揚げたパリパリ麺の両方が入っています。カレー好きなひとにはいい郷土料理でしょう。
(Aug/2024)